2021-01-01から1年間の記事一覧

数字で振り返るLlancot Railway 2021

Google Sheetに打ち込んでいる記録から今年も引っ張り出してみました。 お買い物傾向 まずは今年の店別集計。 次に開始から4年分の種類別変遷。 レイアウト製作がひと段落したこともあって、今年はほとんどを車両購入に充てたという結果に。まだ未発売のプレ…

ツイートで振り返るLlancot Railway 2021

年末企画として、今年の鉄道模型関係のツイートのハイライトを集めてみました(という名の自分語り)。ちなみに昨年のものはこちら。 January 今年はIORI工房さんのハ1005製作から始まりました。 というわけで、図らずも週末に突入したので、予告通り今年の…

「祈り」と「語り」 - 「平家物語」雑感

古典の金字塔である「平家物語」のアニメーションを山田尚子が手掛けるというだけで期待十分なのに、脚本が吉田玲子で、音楽が牛尾憲輔とくれば、これはきっと自分に何かを残してくれるに違いない。早る気持ちを抑えつつ、FODで全11話が揃ったところで、一気…

 「アニクリ vol.5s」を読んで思ったこと

「アニメクリティーク」(Twitter: @anime_critique)は、Nagさん(Twitter: @Nag_Nay)さんが編集をされているアニメーション批評誌である。自分もかつては、宮崎駿などを追いかけて同人誌とかを作る真似事をしていた時期もあったのだけど、結婚、子育ての…

Accurascale MDOのウェザリング

というわけで、先日到着したAccurascaleの新製品、BR 21t MDO Mineral Wagonへのウェザリング加工のレポートです。 ウェザリング方針決め 前回のHUOでは、ご丁寧にAccurascaleのWebサイトにウェザリング加工記事が投稿されていたので、それをお手本に製作を…

「アイの歌声を聴かせて」を観ながら思ったこと

今日、川崎のチネチッタに「アイの歌声を聴かせて」の2回目を観に行ってきた。そしてようやくこの感想を書いている。 チネチッタにて展示 「アイの歌声を聴かせて」は、ずっと楽しく観させていただいている吉浦康裕監督の最新作、そして名作「イヴの時間」を…

ライブが教えてくれたこと

2年ぶりの参加となったマジカルミライ2021ーそのライブの開演の時。 いつもどおりBGMのヴォリュームが一気に上がり、客電が落ちる。一斉に立ち上がる観客。手にした色とりどりのペンライトがさざなみのごとく広がります。 そして舞い上がるスモークの中、オ…

秋の車両アップデート(その2)

前回の続きで、残りとなった2軸貨車の紹介です。 Accurascale BR 21t MDO Mineral Wagon 昨年に引き続き、今年もAccurascaleのWagonがやってきました。Accurascaleお馴染みのパッケージ。 1箱に3両入っていて、車両紹介とパーツ展開図(爆発図?)が描かれた…

秋の車両アップデート(その1)

10月になりました。今年ほど新製品が届かない年はないのではという気がしますが、いくつか車両がまとめて届きましたので紹介していきたいと思います。 古い時代(Era2, Era3)の客車が欲しい 今年はHattonsのGenesis Coachのリリースを見込んで、 ERA 2 (Pre-G…

「ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか 民主主義が死ぬ日」(ベンジャミン・カーター・ヘット/亜紀書房)

もともとTwitteで見かけた以下の書籍、原田昌博『政治的暴力の共和国――ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム』に興味を引かれたのだけど、大学の出版会からの刊行ということで、おそらくある程度歴史背景を理解している人向きと思われた。 【新刊出来】…

Black FiveのDCCサウンド化+電飾

今回は、Llancot Railway 2機目となるBlack Five、British Railways 4-6-0 Class 5MT 44668をDCCサウンド化した作業記録です。 古い設計のDCC Ready機 Hornby R2322 BR 4-6-0 Class 5MT 44668 Hattonsの中古(Pre-owned)で見つけたBlack Fiveは、BR Black Liv…

Station Update 2021

先月はプロジェクトらしいプロジェクトもなく、ブログの更新がご無沙汰になっていました。少しだけですが、駅周りのアップデートをしましたので、まとめておきたいと思います。 Flower Beds 駅周りはレイアウトの中でも一番最初に作った部分で、これまでにも…

「竜とそばかすの姫」に関するメモ

「竜とそばかすの姫」を観た。 とはいえ、楽しみに観に行ったというよりは、ブログなどに書かれた感想を読み漁るうちに、本編を見ずにそれにコメントをするのは気が引けるのでとりあえず観ておくか、という体である。 細田作品は「時をかける少女」あたりか…

IORI工房 ハ1005 への室内灯の組み込み

電飾シリーズをさらにもう一つ。年初に製作したIORI工房のペーパーキット ハ1005 にHornbyのMAGLIGHTを室内灯として組み込んでみました。 Hornby MAGLIGHTとは Hornby MAGLIGHTとは、Hornby 2021 Rangeの4 & 6 Wheel Coaches用の室内灯キットです。4 & 6 Whe…

Network Rail PLPR車両の電飾

前回までのBrake Vanへのランプ取り付けの経験を踏まえて、もう1両電飾を施すことにしました。ターゲットとなる車両は、Network RailのPLPR(Plain Line Pattern Recognition)車両です。 PLPR車両は、英国で鉄道設備の保守点検を行うNetwork Railが所有する線…

Brake VanへのLampの取り付け(その4)

DCC制御にしたGWR Toad Vanですが、アナログ回路のときに効いていたキャパシタによるFlicker Freeの仕組みがないので、チラつきが目立つようになってしまいました。 Pick up 位置の調整 まずは集電の改善を行います。取り付けた集電板をよく見ると、車輪に当…

なぜ君は総理大臣になれないのか

今年の初めに「傾国」というタイトルで思いを書きつけてから半年。その間に、コロナの状況は目まぐるしく変化した。1ヶ月で緊急事態宣言の解除は無理だろうと書いたことは、その通りになった。1ヶ月延長して解除してみたものの、特に何の対策も講じていなか…

Brake VanへのLamp取り付け(その3)

さて、残りの2両についても順に進めていきます。まずHornbyのex-LMSから。 中央のTail Lampは、ブレーキホースとの干渉を避けるために少しオフセットされた位置に取り付けます。左右のTail Lampは柱の横にかける形です。どちらも取り付け金具がモールドされ…

Brake VanへのLamp取り付け(その2)

DCC Conceptsの部品届く Hattonsに注文していたDCC Conceptsの部品が届きました。 左から Wiper Pickup DCF-WP12 (12個入り)£12.08 Shunting Lamp DML-LLBSL(6個入り)£18.33 Guard Van Lamp DML-LLBRW (6個入り)£17.92 です(価格はVAT抜き)。ちなみ…

Brake VanへのLamp取り付け(その1)

今回から新しいプロジェクト「Brake VanへのLamp取り付け」を始めたいと思いますが、その前に前回の貨車のウェザリングのおまけの報告から。 HornbyのYGB 'Seacow' Bogie Ballast HopperのEWS Liveryへの施工です。 加工前(Vannila)の状態 作業完了。今回…

HUO Coal Hopper Wagonのウェザリング

昨年秋に導入した、初のAccurascale製品 HUO Coal Hopper Wagon。 記事の中で 課題はウェザリングをどうする?というところなのですが、まずは走らせて追々考えてみたいと思います。 と書いていましたが、半年以上を経て、このGW休暇の課題として、ついにそ…

英国への旅 - 構想編(その1)

英国鉄道模型を始めて3年余ですが、OO(1:76) Scaleでは飽き足らず、そろそろ1:1 Scaleを楽しみたい。子どもも大きくなって、奥さんと一緒に家を開けても大丈夫な時期も近づいてきたので、英国への旅の構想を少しずつ具体化していきたいと思います。 ただもう…

春の車両アップデート

レイアウト更新は一段落。4月に入ってからの動きなど。 新しい蒸機 初荷として届いていたStanier 8FとCity Classにサウンドデコーダーを入れて、ようやく運用を始めました。 Two new engines have started operation at Llancot Railway. Welcome! pic.twitt…

Signal Boxの設置

前回の更新から1ヶ月経ってしまいました。Signal Box設置の続きです。 メディカルアートのレイアウト 日本で唯一のHornby代理店であるメディカルアートの店内に、新しいレイアウト出来たとの話があったので、Signal Box設定作業を進める前に何かの参考にと見…

3月のプロジェクト

今年最初のプロジェクト「IORI工房 ハ1005を作る」が無事に終わり、次なるプロジェクトの計画を進めています。といっても、新しいプロジェクトではなく、腕木信号機導入の際に力尽きて出来なかったSignal Boxの設置に取り掛かろうと思っています。 設置するS…

MR 1532 & GWR 94xx

年初に購入した蒸機のDCCサウンドデコーダを買わないとなー...と思っていたところに、Bachmannから気になるDCCサウンド搭載のタンク式蒸機が出ていたので、勢いで導入してしまいました。 Bachmann Branchline 31-740SF Midland Railway 1532 (1P) 0-4-4T 127…

IORI工房 ハ1005を作る(その3)

今年最初のプロジェクト、IORI工房さんの「ハ1005」製作の最終回、最終組み立てとテスト走行までをお届けします。 窓と屋根の取り付け まずは窓を取り付けます。窓は透明なフィルム、プラ板ならなんでもよいとのことでしたので、ストラクチャー製作に使ったO…

「津波の霊たち 3・11 死と生の物語」(リチャード・ロイド・パリー/早川書房)

久しぶりの読書日記。 始まりは1/21に英タイムズ紙に載せられたこの記事。日本政府がコロナのため五輪中止が必要と非公式に結論付けたとの報だった。 Twitterでもこの引用を目にしたが、この記事を書いた記者リチャード・ロイド・パリー氏に関する記事を別の…

IORI工房 ハ1005を作る(その2)

今年最初のプロジェクト、IORI工房さんの「ハ1005」製作の2回目です。前回は車体、屋根、床板・足回りの組み立てまでを行いました。今回は塗装を進めます。 エアブラシ導入 これまでストラクチャーキットの塗装は、お手軽さから水性アクリル塗料による筆塗り…

DSair2ティーチング機能を試す

Desktop Stationさんが作っているDCCコマンドステーションDSair2のWebAppがアップデートされ、新たにティーチング機能が追加されたので、少し遊んでみました。 ティーチング機能とは ティーチング機能については、以下の公式ブログ(?)の記事を見ていただくの…