今年最初のプロジェクト、IORI工房さんの「ハ1005」製作の最終回、最終組み立てとテスト走行までをお届けします。
窓と屋根の取り付け
まずは窓を取り付けます。窓は透明なフィルム、プラ板ならなんでもよいとのことでしたので、ストラクチャー製作に使ったOHPフィルムの余りを切り出して使いました。扱いのよいクラフトボンドで接着。
次に、塗装のために別々になっていた屋根と車体をくっつけます。説明書にはゴム系接着剤でと書かれていましたが、ここもクラフトボンドで施工しました。
ねじ式連結器
最後はカプラーを組み立てます。もともとはKadeeカプラー#5を使う予定だったのですが、機関車側に使うNEM362規格のKadeeカプラーの手持ちがない。「IORI工房で作っているねじ式連結器でNEM362規格のものがあればいいのにー...なんてね」って思っていたら、ありました(笑)、はい。というわけで、Kadeeカプラーはお払い箱にして、IORI工房純正(?)ねじ式連結器を取り付けることにしました。
KadeeカプラーNo.5互換のものは組み立てが必要ですが、構造はシンプル。ただこの小さなバネを吹っ飛ばしてしまうと、おそらく発見は困難。すべての作業を部品トレイの中で行いました。ひと箱で2両分、形状の異なるカプラーが2組4つ出来上がりました。
カプラーは床板とボディをねじ留めする際に一緒に組付けます。
なおNEM362規格のものは、NEM Pocketに挿すだけなので簡単です。
ちなみに実際に連結するとこんな感じです。
これにて無事落成です!
まことに小さな国の燐寸箱客車
Llancot Railwayでのテスト走行には、手持ちの蒸機で一番小さいGWR Class 1361 0-6-0STにお願いしました。ここから先は動画でどうぞ。
想像通り、うちのレイアウトによく馴染みます!Scaleの関係(1:76 vs 1:80)もありますが、まことに小さな国の燐寸箱客車が鉄道発祥の地である英国蒸機や客車たちに囲まれて頑張っている姿は、模型の世界といえどもじーんとくるものがあります。最初のキット製作、そして最初の日本型が古典客車で本当によかった!
今後もIORI工房さんから古典客車シリーズを順次発売していただけるとのことで、楽しみがひとつ増えました。一編成出来上がった暁には、是非とも日本型蒸機を迎えたい。いまから妄想を巡らせています。
(おわり)