モジュールレイアウト製作記・第5回「川を造る」

今回は、このモジュールレイアウトのど真ん中を貫く川の製作を取り上げます。

レイアウトのテーマとして選んだのは鉄道橋ですが、情景としての川も造ってみたい。水辺や水面の模型表現は難易度が高いですが、仕上がりの見映えという意味では目を惹くものになり得ます。

一度にさまざまな新規要素を盛り込むと大変になりがちですが、学びや経験になりますし、何より楽しいです。そこで王道とも言える透明レジンを使った本格的な川を目指すことにしました。

下地の整備

まずは透明レジンを流し込む前の川岸、川底の整備から始めます。

川岸をどのように処理するか頭を悩ませたのですが、写真のように Woodland Scenics の Fine Turf - Soil でカバーすることにしました。カバーした部分の大半は、あとで緑系のパウダーであったり、Static Grass で覆われることになりますが、川岸に近いところや橋の下で陽が当たりにくいところは、土がそのまま見えているような場所もあるかもという想定で、このような撒き方になりました。

川底の検討ポイントは着色するかしないか。敷き詰めた砂利は程よくランダムの色になっているので、このまま何もしなくても不自然ではありません。ただ底が真っ平な人工河川のように見える可能性もあり、深さを擬似的に表現するためにグラデーションをつけることにしました。

(左)着色前 (右)着色後

しかしながら、色の選択に関しては完全に間違えたように思いました。海であればこのような青系でもよいと思うのですが、川は緑系か褐色系の方がずっと自然に見える気がします。鉄道模型イベントで見かけた例を以下に貼り付けます。何事も経験ですね。

(左)緑系 - 第24回国際鉄道模型コンベンションにて (右)褐色系 - Model World LIVE 2026 にて

さて気を取り直して。

次に川岸や川底、あるいはレイアウト端面から流し込んだレジンが染み出さないように、リキテックスのグロスポリマーメディウムを塗り込みます。

グロスポリマーメディウムは、ほぼ希釈せずにそのまま川底の砂利の隙間に染み込ませるように筆で塗布します。レジンが触れる川岸側面も同様に処理します。

乾燥するとツヤ感が出て違和感を感じるかもしれませんが、最終的には流し込むレジンによってこのツヤは見えなくなります。

(左)塗布直後 (右)乾燥後

透明レジン流し込み

模型用の透明レジンはさまざまな種類のものが売られており、何をどう選ぶのがよいのかこれまた悩ましいのですが、YouTubeで作例が多かったDevcon ETを使うことにしあした。着色にはKATOの波音カラー(セージグリーン)を用いています。

どのぐらいの量があれば流し込みたい場所をカバーできるのかわからなかったので、ひとまず主剤、硬化剤の半量をお風呂の温度程度に温めた上でプラカップで混ぜ合わせて、波音カラーを数滴入れてみます。さほど粘性はなく、ほぼサラサラな液体です。

そして一気に流し込みます。目立つような気泡もなく、本物の水のようにキレイに流し込むことができました。

埃がつかないように新聞紙で覆いをして、完全硬化まで1週間ほど放置して完成となります。

透明レジンの失敗例として「硬化しなかった」「気泡が残ってしまった」などあるようですが、基本的には

  • 主剤、硬化剤の分量をきちんと計量する
  • お風呂の温度程度まで温める
  • これでもかというぐらい十分に攪拌する(気泡を抜く)

ということを守ればよさそうに思います。

端面は、本来であればシリコンゴムシートを使用すべきところを、あいにく手持ちがなかったので、スチレンボードで代用してみました。

透明レジンが漏れないという点では役割を果たしてくれたのですが、完成後にスチレンボードが透明レジンに張り付いて剥離ができず、痕が残ってしまいました。こちらは反省ポイントとして次回に生かしたいと思います。

スチレンボードの痕が残ってしまった

水面の形成

透明レジンを流し込んで硬化したままの状態では、水面はツルツルで完全に静止したように見えます。そこでKATOのさざ波という水飴状の透明なパテで、表面にある程度凸凹のタッチをつけました。

作業途中の写真がなく申し訳ないのですが、水面がやや凸凹しているのがおわかりいただけるでしょうか。

もっとはっきりと動きをつけたい場合は、大波・小波という粘性の高いもので波紋を形成しつつ白波カラーで泡立ちを表現するそうですが、急流でもない限りこちらのさざ波で十分と思います。

次回は、樹木製作の話に触れたいと思います。(つづく)

 

モジュールレイアウト製作記・第4回「地形造成」

ベースボードから170mmの高さに作った路盤を中心に、地形を造成していきます。

レイアウト上の起伏表現は、軽量なスタイロボードをカットして組み合わせるやり方が一般的ですが、広範囲の造成を行う場合、あるいは思ったような起伏を作りたい場合には、やや骨の折れる作業となります。

そこで今回もOO9レイアウトと同じく、KATOのジオラマ造形シートの利用を念頭に作業を進めました。

まずは基礎となる部分を造作します。地形の断ち切りとなる外周(赤線部)は、5mm厚のスチレンボードを起伏形状に合わせてカットし、ベースボードに対して垂直の壁になるように接着します。路盤の両脇(緑線部)は10mm厚のスタイロボード、道路になる部分(橙線部)は短冊上にカットした3mm厚のスチレンボードを道路の曲線に合わせて垂直の壁として配置しました。

川岸部分についてはスタイロフォームで嵩上げ。

この角度からの眺めがよい

次に、壁と壁の間を繋ぐように、3mm厚のスチレンボードをカットして梯子上に接着します。これによって壁の補強になると同時に、地面の基礎にもなります。

基礎が固まったところで、地面となる部分を造作します。大きな箇所はジオラマ造形シート、面積が小さい箇所はマスキングテープを使って地面のハリボテを作ります。道路部分については、平滑感を出せるように1mmのスチレンシートを貼り付けました。

前から見たところ
裏から見たところ

 

OO9レイアウトのときはこの上から石膏を塗ったのですが、非常に作業性が悪かったので、今回はプラスタークロスにて表面を仕上げました。所々岩肌が直接見えるところについては、軽量石膏で作成したモールドを配置しています(赤矢印)。

プラスタークロスが乾燥したところで、石膏モールドとの隙間をホルベインのモデリングペーストハイソリッドで埋めます。また道路部分、作業小屋周りの砂利部分については、粒入りのモデリングペースト(KATO 崖や道を作る 小粒)で仕上げました。

作業小屋を置いてみる

モデリングペーストはやや高価ではありますが、適度な粘度と乾燥時間で作業性に優れており、乾燥後の水性アクリル塗料による着色も問題ないので、レイアウト製作には重宝するアイテムと思います。

岩、地面をそれぞれ着色。

川底に当たる部分には砂利を敷き詰めます。

道路の崖側に、ずいぶん以前に購入したウレタン製のストーンウォールを貼り付け。この独特の石積みの壁が英国感を演出してくれます。

というわけで、まだだいぶ荒涼としてはいますが、モジュールレイアウト全体の形がようやく立ち上がってきました。

次回は初挑戦となる川の製作に進みます。(つづく)

モジュールレイアウト製作記・第3回「ベースボード」

ベースボードのサイズはW:984mm x D:400mm。可搬型モジュールとしてはわりと大型の部類に入り、HNモジュール規格に合わせるため脚の取り付けも必要です。

近所のホームセンターで入手可能な部材から、幅60mm厚さ15mmの檜材で台枠を作り、4mm厚のシナベニヤを貼り付けました。 シナベニヤについては、さすがにモジュールサイズに合わせて一枚を切り出すのは無駄が多いので、長辺を半分にした492mmx400mmのものを2枚並べることとし、これに合わせて台枠も長辺の中間部に支えを渡す形にしてあります。

コーナークランプで直角に固定してビス打ち

シナベニヤを木工用ボンドで半面ずつ貼り合わせ

台枠、シナベニヤの切り出しはホームセンターのカットサービスを利用しています。サイズも正確で時短になるので、DIYでちょっとしたものを作るときはいつもお世話になっています。

路盤

ベースボードができたところで、次に線路を敷くための路盤を作ります。橋の高さに合わせて両端に複線分、幅100mmの地面を形成し、石積みの橋脚部分についても同じく支えを作り、ストラクチャーは荷重を受けない装飾として機能するようにしました。いずれも幅100mm厚さ10mmの檜材を利用しています。

檜材の支え(左)に石積み橋脚のストラクチャーを被せる(右)

橋の配置

もともと橋は4スパンの予定だったのですが、橋以外のストラクチャーを入れる場所を考慮して3スパンに縮小しました。この時点では橋以外の部分の地形をどうするか明確な案があったわけではないのですが、単純に橋だけのレイアウトにすると単調になってしまうと感じ、写真の通り真ん中からすこし右側にずらす形で3スパンの橋を配置し、左側の路盤部分は右側よりも長い非対称な形になるようにしてあります。

 

作業穴も忘れずに

路盤両端の側面には、モジュール接続用の穴を開けてボルトを通す必要があるのですが、内側から手が入るようにするために両端の路盤の下のシナベニヤをくり抜きました(赤矢印)。線路への給電用配線もここを通せばよさそうです。

脚は1x6のSPF材。それぞれ2本のボルトで台枠と接続します。底面に高さ調整用のアジャスターも取り付けました。

橋の配置、路盤が決まったところで地形造成に進みます。(つづく)

モジュールレイアウト製作記・第2回「橋の製作」

レイアウト製作の手順は、ざっくり

  1. ベースボードを作る
  2. 地形を作る
  3. 線路を敷く
  4. 樹木、ストラクチャーなどを配置する

という感じになると思いますが、今回は橋がレイアウトのメインになるということもあって、まずは橋を作らないことには地形も作れないし、線路も敷けない。ということで、橋の製作からスタートすることにしました。

素材選び

橋のイメージとしては、前回お話した通り「石積みの橋脚に鉄骨の橋梁」ということで、橋脚と橋梁をそれぞれ製作して組み合わせます。

橋脚部分については、既成のストラクチャーWills KitsのArch Viaductから流用することに決めたのですが、問題は橋梁部分。流石にすべてをスクラッチで作るのは技量的にも難しい。またその上に線路を敷いて列車を走らせることを考えると、実用的な強度も必要です。

赤点線の橋脚部を流用

そこで目をつけたのがタミヤの工作用プラ材です。H形やL形のプラ棒がラインナップされており、これをベースに造作すればH形鋼、L形鋼が組まれた構造物として見せられると同時に、それなりの強度も担保されるはずです。

また以前買ったまま使うアテのなかったPECOのGirder Bridgeのパーツ。造作が手間で難しい斜めの筋交表現を取り入れることができ、これらを組み合わせればなんとなく「橋梁っぽい何か」は出来そうです。

Nスケール用だが、パーツとしてみれば違和感はない

そしてもう一つ。工作精度と作業効率を高めるために、スジボリ堂のRPカッターを導入しました。今回の橋梁製作のように、同じ長さのプラ棒を量産するのにめちゃくちゃ重宝します... これがなかったらおそらく製作は頓挫していたでしょう。多少お値段はしますが、十分元が取れたお買い物でした。

橋梁を組む

まずは骨格となる橋桁をRPカッターで切り出したH形棒で組みます。橋梁の長さや桁の間隔は、Girder Bridgeのパーツに合わせています。

組んだ桁にGirder Bridgeを貼り合わせ、さらにL形棒を渡して補強します。

橋脚に渡してフレキシブル線路を載せたところ。このままではまだ線路を敷くには心許ない感じです。

枕木を安定して載せるために0.2mmのプラ板を敷き、さらに保線用のキャットウォークとしてWills Kitsのモールドプラ素材を橋の片側に貼り付けます。少し橋梁らしい形になってきました。

お試しに機関車を置いてみます。心配していた強度面は問題なさそうです。

次にキャットウォークに取り付ける欄干を作ります。2mmのプラ角棒をRPカッターで切り出して並べ、0.3mmの真鍮線を2本通します。

L形棒と貼り合わせて固定します。

キャットウォークの縁に貼り付け。ここまで来て、ようやく橋っぽくなってきました。

あとはひたすらこの作業を繰り返し、同じものを4スパン x 複線で合計8個を作りました。並べてみると、だいぶ迫力があります。

橋脚にも載せてみたところ。実際に機関車や人間を置いてみると、スケール感が把握できるのはもちろん、完成したときのイメージが想像できて楽しいですね。

このあと塗装工程がありますが、ここから本来の手順に戻して、次回はベースボード作りへと進みます。(つづく)

モジュールレイアウト製作記・第1回「はじまり」

一昨年の夏ぐらいから細々と作っていたモジュールレイアウトがひと段落した(が、完成したわけではない)ので、「これまでのあらすじ」をまとめてみようと思います。

事のはじまり

2018年から始めた鉄道模型のレイアウト制作。2つのレイアウト(OO, OO9)を作ったところで新たにレイアウト作るスペースもなくなり、この先やるとするならモジュールレイアウトか?という状況になっていました。

(左)OOレイアウト (右)OO9レイアウト

モジュールレイアウトは省スペースもさることながら、運転会や展示会などのイベントに持っていくことができる可搬性が大きなメリットです。これまでも製作したレイアウトをブログやYouTubeを通して紹介してきましたが、やはり実物を見てもらう機会ができるのは製作する大きな動機にもなりますし、楽しみが広がります。

JAMでのHNモジュール東京クラブさんの展示

ただレイアウトの持ち出しができたとしても、実際に模型を走らせられるかはまた別です。ここが車両製作と決定的にちがうところで、モジュールレイアウト単体で「走らせて楽しむ」には、例えば機関区や貨物ヤードをテーマにして入れ替え運転を行うのが精一杯でしょう。基本的にはクラブのレイアウトのようにモジュールレイアウトをいくつか繋ぐことで、ようやく走らせられるようになります。自分は特にクラブなどに所属しているわけではないので、「走らせられないレイアウトを作ってもなぁ...」故にモジュールレイアウトに手を出すのに二の足を踏んでいました。

そんな折、X 上で英国鉄道好きの方が集まっている Britania Railways というサークルで、HNモジュール規格に準拠したモジュールレイアウトを作ってみようという話が持ち上がり、英国式モジュールレイアウトを作る絶好の機会と思い、この話に乗ることにしました。

レイアウト構想

英国鉄道の風景で特徴的なものはいくつかあるのですが、その中でもレイアウトとして再現してみたいものが2つあります。

  • 天蓋付きの駅舎
  • 鉄道橋(Viaduct)
(左)York駅 (右)Royal Border Bridge

今回はモジュールレイアウトとしてのサイズ感を考慮して、鉄道橋をテーマに取り組むことにしました。

YouTubeや模型雑誌にあるレイアウト作例を参考にしながら、まずはだいたいのイメージを固めるために絵を描き起します。

ラフスケッチ

Royal Border Bridgeのように、石積みのアーチが連続する鉄道橋はアイコンとして表現しやすいですが、既製品のストラクチャーを使うと出来上がりが想像できてしまいます。PECOのキットを使った石積みのアーチ橋はOOレイアウトで既に一度作っているので、今回は石積みの橋脚に鉄骨の橋梁を組み合わせたものとし、さらに橋梁をスクラッチで製作することにしました。

OOレイアウトのアーチ橋

また鉄道橋を選んだもう一つの理由として、立体的なレイアウトの製作をやってみたいということもありました。これまではベースボード上に直接線路を引いて、そこに情景を作り込んでいくスタイルだったのですが、鉄道橋を入れるためには線路面をベースボードに対してある程度の高さに持ってくることになります。つまり橋の下=線路の下にも情景を作ることができ、限られたスペースでありながら線路によって分断されない、線路が主張しすぎないモジュールレイアウトができるのでは、そんな期待もありました。立体的な工作は、難易度は高いけれども作っていて楽しい題材だと思います。

モジュール設計

HNモジュール規格は線路面の高さやモジュール端面の形状、接続用の穴、電気配線など接続性を担保するための規定は多いですが、それ以外はかなり自由な規格です。

Britania Railwaysでは、HNモジュール規格を踏襲しつつ、複線でかつKATOのユニトラックのジオメトリに沿ったものにしたいということで、線路については

  • 複線(線路間隔60mm)
  • ストレート
  • 線路長984mm (246mm x 4)

とし、情景製作を考慮してベースボードの奥行を400mmとして製作することにしました。

次回より実際の製作について触れていきます。(つづく)

13年目の凱旋 - 初音ミク LAWSON 50th Anniversary Special LIVE

この公演の発表があったのは「マジカルミライ2025」終了直後の昨年9月2日。

初音ミク公式ブログ投稿(2025年9月2日)より

初音ミクのライブは、定番の「マジカルミライ」と海外公演の「MIKU EXPO」、そして日本でのライブハウスを中心としたJapan Tourと、もはや年に何公演もあるのが当たり前になってきた。そこにローソンが自社の50周年を記念してライブをやるという。確かにローソンはこれまでもコラボグッズなどでは関係があったとはいえ、セガのように初音ミクのキャラクターやコンテンツビジネスをやっているわけでもなければ、初音ミクシンフォニーを手がけているワーナーミュージックのように音楽ビジネスをやっているわけでもない。ただのコンビニチェーンだ。なので「やるじゃん!」というよりは「どした?」という感じが否めなかった。

ただ1点を除いては。

会場:横浜アリーナ

横浜アリーナ...  第1回の「マジカルミライ2013」が開催された(そしてその後開催されていない)伝説の場所であると同時に、1万人超えのライブが開催できるどデカい箱だ。まさか2013の熱狂を再現したい... とか?

差し出されたものは、その「まさか」だった。

舞台後方からのスポットライトでミクさんのシルエットが浮かび上がるという独特の演出で始まる「Sweet Devil」で幕開け。公演ごとの入れ替わり曲は「Weekeder Girl」「ありふれたせかいせいふく」「Freely Tomorrow」と2013セトリからの選曲。アンコール前ラストは初音ミク LAWSON 50th Anniversaryの新規モジュールでのテーマ曲「シアンブルー」の披露があり、アンコールは2013ライブTシャツのミクさんによる「ゆめゆめ」、そしてマジカルミライ2013ちゃん伝説の「気をつけて帰ってね!(にこっ)」からのメモリアルソング「インビテーション!」で〆。

もちろん2013のリバイバルだけでなく、昨年のJapan Tour "Blooming"で初披露の「プシ」 も入っていたりして、当時から通っている古参ファンも、今回初めて参戦した新規ファンも楽しめる、各ライブのいいところの上澄みを凝縮したような内容だったと思う。

チケットが売り切れなくて当日券が出るという状況だったけど、最終公演は3F席までぎっしりの盛況。アンコールでは「ローソン!ミーク!ローソン!ミーク!」とミクさんコールに加えてローソンコールも加わったのは、伝説の会場での凱旋ライブを実現してくれたローソンへの言祝ぎであったように思う。

ミクさん、よくぞ横浜アリーナへ戻ってきてくれました!

ローソン、どうもありがとう!

最終講演後の横浜アリーナ前にて



OO9レイアウト製作記・第14回「レイアウト運搬」

先週末、国際鉄道模型コンベンション(JAM)が東京ビックサイトで開催され、自分も会場へ足を運びました。例年はモデラーさんが出品されているレイアウトを見ながら、新しいレイアウトの構想を練ったりするのですが、今年は将来の出展を見越しての下見を兼ねた参加となりました。

現在、有志でHNモジュール規格をベースとした英国型OOのモジュールレイアウトの制作を進めていて、最終的にはJAMで出展ができたら...という話をしています。

製作中のHNモジュール規格のOOレイアウト

HNモジュールで出展されているHNモジュール東京クラブさんの展示を見させていただいたのですが、車両を走らせるとなると、やはりそれなりの数のモジュールを組み合わせる必要があること、展示会での運営を考えると必然的に人数が必要となることなど、率直に言ってなかなか大変だなという印象を受けました。

HNモジュール東京クラブさんの展示の一コマ

そもそも展示会の参加経験がない自分にとってはそれだけで相当ハードルが高く、複数人での展示・運営となると、さらにマネジメント的な側面も加わり、参加そのものが遠のきそうです。

いきなりモジュールレイアウトでの運転を目指すのではなく、共同出展するにしてもまずは個人で取り回せる範囲から考えた方がよいかもしれない。レイアウト制作と同じで、まずは経験値を積んでから徐々にいろんなことに手を出すほうが見通しがよいというわけです。

OO9レイアウトの出展を考える

個人で取り回せる範囲となると、一番可能性があるのはOO9レイアウト。サイズ感も手頃で車両を走らせることができ、そしてなにより既に完成しています(^^)。

課題はレイアウトを会場に持ち込むことができるか=運搬できるかです。一応収納を考慮してある程度可搬性があるように作ってあるつもりですが、実際に会場に持ち込むとなると、ある程度の距離を一人で持ち運べる&車に積み込んでの運搬を想定する必要があり、さすがにレイアウトを裸のままうろうろ持ち歩くことはできません。何らかの形で運搬できるような箱に収納して持ち運ぶ必要があります。

ストラクチャ、樹木の収納

まずは簡単なほう、レイアウト上にあるストラクチャ、樹木をすべて撤去して箱に収納します。ストラクチャと樹木はいくつかの小箱に分割収納し、小さなストラクチャ、車やフィギュアはピルケースにまとめて入れました。

運搬用把手の取り付け

レイアウトの底面は 914mm x 588mm。もちろんこれを水平のまま持ち運ぶのは取り回しが悪すぎるので、底面の長辺方向、あるいは短辺方向に立てた状態で運ぶ必要があります。レイアウトの一隅、丘陵部分が石膏で作ってあるのでそれなりの重量があります。したがって、丘陵部分が下になるような、以下の写真のいずれかの置き方であれば、安定して自立してくれるようです。

より安定した長辺方向を底面とする横置きを基本とし、運搬がしやすいようにベースボードの枠に把手を取り付けました。

緩衝材の制作

次に運搬時の緩衝材として、両端からレイアウトを挟み込むような形状のものを制作しました。外側は硬いスタイロフォーム、レイアウトを挟み込む部分は加工のしやすい柔らかい発泡スチロールを組み合わせてあります。

またレイアウト上部に補強材を渡して緩衝材が垂直になるようにしました。

プラダンで包む

最後に、レイアウトを緩衝材ごとぐるっとプラダンで包みこんでみました。プラダンと緩衝材、あるいはプラダン同士はマジックテープを使って固定しています。把手部分は穴を開けることで、把手を持って運搬できるようにしています。

一応これで運べる状態にはなったと思います。実際に運搬してみると、いろいろ課題が出てくるとは思いますが、あとは経験値を積むしかないですね。