樹木は鉄道模型のレイアウト情景に欠かせないもののひとつで、作り方も様々な方法があります。針金で幹や枝を作るところから始めるものもあれば、フォーリッジクラスターを斜面となる箇所にそのまま貼り付けて樹木とするものもあり、スケールや情景の種類、どの程度リアルにしたいか(かけられる手間)によって選ぶことになります。
今回はレイアウト製作を通して何度か樹木製作をする中で見つけた、自分なりの好みな方法を紹介したいと思います。
樹木のベース
ベースとなる幹や枝は、Woodland ScenicsのTree Armaturesを使います。KATOからも同様の製品が出ています。


プラ樹脂で覆われた幹と枝には芯に針金が入っていて、自由な方向に曲げることができます。樹木を大量に配置したい場合でも、様々な枝ぶりのものを簡単に製作することができます。


また土台となる円形のパーツに幹の根本を挿すことで、樹木を自立させることもできます。もちろんこのような土台を使わなくても、直接レイアウトに固定すればよいわけですが、レイアウトの樹木を脱着式としたい場合に、この仕組みに有効に機能します。


小枝の装飾
樹木のベースに自然素材を利用した小枝を装飾として接着します。大きい樹木に対してはWWScenicsのMixed Size Seafoamを、小さい樹木に対してはKATOの天然素材樹木(黒染め)を使いました。



プラ樹脂の枝にゴム系接着剤を塗り、粘り気が出てきたところで小枝を貼り付けます。全体の形を見ながらバランスよく付けていくのがポイントです。天然素材の小枝は必ずしも望む形をしているものでもないので、作り手のセンスと割り切りが試されます。

この段階では接着剤のはみ出しなどは気にせず、しっかりと枝が固定されるように固めます。接着剤が完全に乾いたあと、全体を塗装することで枝と小枝を馴染ませます。
葉の装飾
次は小枝に葉を茂らせます。色は季節に合わせていろいろなバリエーションが考えられますが、基本的に明るめの色な好みなので、新緑のライトグリーンを選びました。


スモールプランツの貼り付けは3Mのスプレーのり77を使います。枝周りにのりが付くようにざっとスプレーしたあと、根本が上になるように逆さまに持って、なるべく枝先の方に付くようにスモールプランツをふりかけます。幹の方にスモールプランツが付いてしまったら、乾く前に取り除きます。


一度にはたくさん付かないので、乾燥を待った上でこの作業を何回か繰り返します。
地面の緑化
並行して地面の緑化作業も進めます。Static GrassにはWWScenicsのSpring Grass (6mm, 4mm), Wild Meadow (6mm, 4mm) を使ってみました。


Spring Grass 4mmでざっとカバーしたあと、Spring Grass 6mm、Wild Meadow 4mm を追加で撒きます。剥き出しのベースがStatic Grassで覆われると、急にレイアウトっぽさが出るのが楽しいですね。




樹木の設置
樹木はモジュールレイアウトの運搬を考慮して脱着式としました。先ほど樹木のベースで触れた土台を利用します。下記写真のようにツバの部分をカットして、切り株のようなパーツにした上でレイアウトに埋め込みます。






運搬時以外にも、例えば花を咲かせたもの(桜)や紅葉したものに取り替えるなど、脱着式にすることでレイアウトにバリエーションを持たせることもできると思います。


次回は線路敷設について触れたいと思います。











































































