2007-01-01から1年間の記事一覧

「株式会社という病」

内田先生のブログで書評が載っていたときから気になっていたのだけど、ようやく読む機会を得た。基本的にはビジネス書の体裁になっているので物語を読むような没入感はなかったし、書かれていることもそれほど独創的といえるものではなかったけれど、内田先…

「徳川慶喜の子ども部屋」

これもベッキーさんシリーズの参考文献。徳川幕府第十五代将軍徳川慶喜の孫娘である著者・徳川喜佐子さんが幼少時代を過ごした小石川第六天町での生活描写を中心とした回想録。ちなみに著者の姉は高松宮妃喜久子。彼女も女子学習院に学んでいて、前回取り上…

沖縄での「集団自決」教科書検定に対する11万人集会

今朝の朝日新聞(東京版)の1面を見て、ある本の感想を書いていなかったことを思い出したので、ちょっと書いてみる。 以前に取り上げた本の1つ「新憲法の誕生」を書いた古関彰一さんの近刊。日本国憲法が持つ平和主義の歴史的意味と国際情勢から見た立ち位…

「私の東京物語」「私の軽井沢物語」

ベッキーさんシリーズの参考文献になっていた朝吹登水子さんの本2冊を読了。物語に挿入されている女子学習院にまつわるエピソードや軽井沢での生活描写の大半は、この本から借用されている模様。ということは、とりもなおさずそういう生活をしていたひとが…

「女子学習院五十年史」他

先週末、地元の図書館に寄った折にダメもとで「女子学習院五十年史」を検索してみると、書庫に蔵書されていることがわかり、早速図書館のひとに頼んで書庫から出してもらう。表紙には八重櫻の校章が捺されていて、発行は昭和十年となっている。もちろん非賣…

ベッキーさんシリーズ妄想

2冊を通して読んでいろいろと思いを巡らせる。特に英子の父、花村氏。ベッキーさんの身元からするに、これを娘のシャプロン兼運転手として引き合わせたところを見るとなかなかの人物といえよう。別宮先生とは友人のような台詞があり、英子がベッキーさんに…

「街の灯」再読

たまらずベッキーさんシリーズ1冊目を再読。「玻璃の天」を読んでからこちらを読むと、やはり物語の序盤という感じが否めない。過去の感想では「銀座八丁」を推していたが、表題作「街の灯」の方が英子の成長過程を垣間見るようで楽しい。それはそうと作中…

「鉄道」×「蒼井優」

いつも利用する銀座線渋谷駅のホームに「TITLE」2007年10月号(文藝春秋)のポスター。特集は「憧れの列車でめぐる世界の鉄道旅行。Part2」。おぉ買わねば。そういや確か昨年も買ったなーと思いつつよく見るとSpecial Talk 蒼井優「忘れられないシベリア鉄道…

「玻璃の天」(北村薫・文藝春秋)

先週は出張でNRT-SFOを往復してたのですが、機内の楽しみにと思ってとっておきの一冊を持参。しかしこれがベッキーさんシリーズの一冊とは読むまで知らず、、、いやー至福のひとときでした。お酒が入って落涙。「幻の橋」で英子が海老塚さんに「死なないでく…

引っ越しました。

naucon.orgでMovable Typeでやっていた日記がどうにも記事の追加ができなくなってしまいました。再構築はできるのだけど記事の追加ができない。いろいろ調べるとBerkeley DBの問題っぽいのですが、他のDBへの変換もうまくいかなくて、どうにもならなくなって…