Hunt Couplingを試す

Hunt Couplingとは 今年のはじめぐらいから、英国鉄道模型関連のブログやYouTubeなどで見かけるようになったHunt Coupling。West Hill Wagon Worksが製作する磁石で連結するタイプのCouplingです。製品の概要については、以下のHornby Magazineのビデオクリ…

車庫改修プロジェクト(その1)

さてここからしばらくは、車庫改修プロジェクトの進捗報告をしていきたいと思います。 設計図作り 車庫改修の大まかなイメージはストラクチャを買い揃える際にあったのですが、現物を合わせてみると「コレジャナイ」なんてこともありますし、別なアイディア…

通販トラブルとPayPal

外国型の鉄道模型を楽しむ上で海外通販は生命線です。大きな店だけでなく家族経営のような小さなお店もWebサイトを持っていますし、たいてい海外発送にも対応してくれます。自分は英国型なのでイギリスにあるお店が中心ですが、現地のひとたちが買い物するの…

新しいプロジェクト

今年はCOVID-19の影響で週末や連休を家で過ごすことが多かったこともあり、ここまでレイアウトのアップデートが順調に進んでいます。 貨物ヤード改修 橋の設置(前編/中編/後編) 踏切の改修 ポイント電動化 もちろんレイアウトのアップデートに終わりはあ…

踏切の改修

2020年年次計画の舗装改修、前回の貨物ヤードに続いて踏切の施工を行いました。 下の写真は踏切改修前の状況です。 この現場、いくつか難しい点があります。 曲線線路上の踏切 左右をポイントに挟まれていて通れる場所が非常に狭い なんでこんなところに踏切…

オンライン運転会

ラディ@うさぎさんが「オンライン運転会やりたい」とツイートされていたのに乗っかって、ネレトー@欧州鉄道模型さんも含めて3人で先週から2回ほどオンライン運転会をやってみました。 Zoomを使ってそれぞれ自宅にあるレイアウトを映しながら、少しお酒も入…

ポイント電動化

今回のお題はポイント電動化です。 普通はレイアウト製作の最初の方にやる作業なのになんで今更、という感じですが... はい、その通りです。レイアウトを作り始めたときに以下のような理由で「ま、手動でいいか」と妥協してしまったのでした。 ポイントの数…

祈りの橋(後編)

レイアウトへの設置 さて塗装まで仕上がった橋をいよいよレイアウトに固定します。 まず橋を埋め込む部分の丘の斜面を切り取ります。この丘はスタイロフォームにプラスタークロスを貼ったものなので、表面のプラスタークロスを切り取って剥がす感じです。以…

祈りの橋(中編)

組み立て さていよいよ橋の組み立てに入ります。 部品は写真のように板状のものがほとんどで、これを貼り合わせていく作りです。接着剤はクレオスのMr.セメントSを使います。 まずはじめにアーチ状の橋を2つ作ってつなぎ合わせます。部品の精度が高く、ほと…

祈りの橋(前編)

橋を架けたい 英国鉄道風景で外せないもののひとつに鉄道橋があります。その中でもとりわけ特徴的なものは、Viaductと呼ばれる連続した橋脚を持つ一種の高架橋です。 もちろんソドー島にも登場します。 背の高いViaductまでは無理としても、レイアウトのどこ…

#TwitterModelTrainShowよもやま話

はじまり 先日の記事の繰り返しにはなるのだけど、鉄道模型は基本的に個人で楽しむ趣味だと思っている。でも決してソーシャルな側面を否定しているわけではない。人との交流は新たな発見があるし、何より楽しい。 鉄道模型といってもひとによって楽しみ方は…

貨物ヤード舗装の改修

2020年年次計画の第一弾、踏切とヤード舗装の改修のうち貨物ヤードの改修が終わりましたので報告をば。 第3期工事(その2)においてボール紙で作成した舗装ですが、以下のような問題がありました。 線路との隙間が大きい線路を通過する車輪との干渉を避ける…

鉄道模型を通じた出会い

L_W.Sさん @LWS84922898 から模型をお譲りいただくのにお会いしたのが今週の月曜日。それからなぜかぼんやりとその出来事を考えていた。いま忘れないうちになんとか書き留めたいと思う。 簡単に言ってしまうと、とても楽しい時間だった。お昼休みの1時間足ら…

2020 Llancot Railway年次計画

年明け直後の1/6にHornbyの2020 Rangeの発表があり、今週はシュピールヴァーレンメッセが開催され、欧州を中心とした鉄道模型メーカー各社から2020年新製品の概要が出揃ってきました。もう2月に入ってしまいましたが、今年Llancot Railwayをどんな感じで進め…

【続・閑話】バックシーン

先日の【閑話】レイアウトの撮影で触れられなかったバックシーン(背景画)について、自分の例をあげて少しお話しようと思います。 とりあえず百聞は一見にしかずということで以下の写真を。まずは例の踏切カーブから。 1枚目は通常のレイアウト撮影の状態。…

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

アニメファンにとってはいまさらの話だが「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観た。最近、家族のリクエストでNETFLIXをサブスクライブしたところにちょうど出張があり、飛行機の中で見る作品としてスマホにダウンロードしたのがこれだった。 京アニ作品…

【閑話】レイアウトの撮影

Twitterでレイアウトの撮影について機材や技術の話が出てきたので、一旦自分の状況をシェアする目的でまとめてみました。 汎用カメラとしてのiPhone11Pro それまで使っていたiPhone6sのカメラの調子が悪くなり、レイアウト動画撮影用に専用カメラを買おうか…

Z21と統括制御(Consisting)

今回は新しく買ったZ21と統括制御(Consisting)のお話です。 新しいコマンドステーション このブログでは紹介していなかったですが、昨年秋に新しいコマンドステーションRoco FlieschmannのZ21を導入しました。 DCCコマンドステーションはこれまでKATOのD102…

Llancot Railway - 2019まとめ

何をどこでどれだけ買ったのか - 2019 というわけで、昨年はこれでしたので giovanni-ihatov.hatenablog.com 今年も同じくやってみたいと思います。まずはカテゴリ別(金額ベース)から。 ストラクチャー、ベースボード、制御機器といったあたりは比率は昨年…

forward2meを使ってみた

UK→Japanの個人輸入 英国鉄道模型をUKのお店から個人輸入する場合、基本的には海外発送に応じてくれるので特に困ったことはなかったのですが、今回Rails of Sheffieldの中古品を買おうとして初めて問題に行き当たりました。 Rails of Sheffield自体は海外発…

「空の青さを知る人よ」感想

「あの花」「ここさけ」に続く、超平和バスターズ秩父三部作の三作目「空の青さを知る人よ」。前作二作とは打って変わって、青春(あおはる)はとっくに通り過ぎてしまったけど、さりとて客観的に振り返られるほどには歳は離れていない、そんなアラサー世代…

Little Paddington Railway から Llancot Railway へ

Station Naming レイアウト上の駅名を長らく決めてなかったのですが、第4期工事も終わってひと区切りをつけるべく駅名標が立てたくなりました。Great Western RailwayをFeatureしているのでイギリス、しかもWalesやEnglandのDevon, Cornwall地方に合う名前が…

Little Paddington Railway 第4期工事 (その2)

その1からかれこれ3ヶ月余。第4期工事その2は後編としてもう一箇所のコーナー、トンネル上の町を作りを紹介します。 Train Spotter Heaven(?) そもそもこのスペースは何かを作ろうと思ってできた場所ではなく、車庫の留置線と周回線路を空間的に区切るために…

生まれてしまった命と生み出した命の格闘

楽しいライブだった。これが今年のマジカルミライ2019のライブが終わったときの偽らざる感想だった。 今までのマジカルミライのライブだと、涙が止まらなくなるようなそんな心を揺さぶられる曲があったとか、セトリに関してアレコレ言いたくなるのが常なのだ…

「すきだ」から「だいじょうぶ」へ

新海氏の作品は良くも悪くも昔から変わらない。 以前も書いた通り、作品を反復開発のように作っていくやり方が氏の特徴で、それは今年公開された「天気の子」でも変わらなかったように思う。ボーイミーツガールであり、青臭い思春期真っ只中の少年少女が彼ら…

Little Paddington Railway 第4期工事(その1)

最終工期となる(はずの)第4期は、残されたレイアウトのコーナー部分2か所を工事していきます! River Side レイアウト作りでいくつか試してみたかったことのうちのひとつが、水辺を表現する素材を使うこと。透明のアクリルのように見える、アレです。 しかし…

Little Paddington Railway 第3期工事(その3)

Station Update 第3期工事の最後として駅の改良についてもいくつか書き留めておこうと思います。 駅前階段 既にその2の記事中の写真に写っていますが、駅の入り口の階段はカードキットの要領をまねて自作しています。ボール紙にインクジェットプリンターで印…

Little Paddington Railway 第3期工事(その2)

Station Square いよいよ第3期工事のメインとなる駅前広場を作っていきます。 なぜそこに駅があるのか ここまでのレイアウトでは駅や車庫、線路沿いといった鉄道に関係する情景を作ればよかったので特に悩むことはなかったのですが、何もない駅前の土地をど…

英鉄模型雑誌

英国型の鉄道模型を始めるにあたっての情報は、ほとんどWebで集めました。Hornby, BachmannといったメーカーやHattonsのような大手リセラーのウェブサイトはもちろんのこと、英国の鉄道模型EnthusiastがYouTubeにアップロードする膨大なビデオクリップは鉄道…

Little Paddington Railway 第3期工事(その1)

Track Update 昨年3月から進めてきたレイアウト製作も後半戦です。ここしばらくの作業をまずは線路周りから。 ポイント交換 周回線路上にあったKATOのユニトラックのポイント。HornbyのMk3客車と相性が悪いようで、ポイントが転換位置で通過する際にしばしば…