Little Paddington Railway 第3期工事(その1)

Track Update

昨年3月から進めてきたレイアウト製作も後半戦です。ここしばらくの作業をまずは線路周りから。

ポイント交換

周回線路上にあったKATOのユニトラックのポイント。HornbyのMk3客車と相性が悪いようで、ポイントが転換位置で通過する際にしばしば複線ドリフト状態が発生するようになりました。本来トングレールに乗るべき車輪が、ストックレールとトングレールの隙間にフランジが入ってしまうおかげでそのまま直進側に進んでしまうことが起きていました。スロースピードだと問題が起きにくいのですが、スピードを上げると顕著になります。

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他の車両は問題なく通過できているので、ストックレールとトングレールの密着に問題があるわけではないと思うのですが、ユニトラックのポイントはスプリングポイントでトングレールが完全には固定されていないので、フランジがトングレールにあたるとトングレールが動いて密着が離れてしまう可能性はありそうです。

ちょうどホビーセンターカトーでも入手可能になったこともあり、PECOのポイントへ交換することにしました。

下が作業前の状態。右側のポイントを交換します。

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まずはバラストを濡らして柔らかくし、既設のポイントを掘り起こします。

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PECOのポイントはStrack(Code 100)ST-240。2nd Rarius(R=438mm)の右開きポイントです。

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KATOのポイントに比べてポイントの直線部分が短いので、余っているユニトラックの直線線路を適当な長さに切って調整しはめ込みます。

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コルクで道床をひきバラストを撒きなおします。

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以前はおっかなびっくり作業していたレールへの加工(非選択化、長さの調整)も、最近は躊躇なく行えるようなりました。ユニトラックですら「長さが合わなければ適当な長さに切って使えばいいじゃないの」という感覚に。異なるメーカ(KATO⇔PECO)、異なるコード(Code 83⇔Code 100)の接続も問題なくできてます。

ただ固定式レイアウトで切った貼ったをするならそもそも全部PECOにしたほうが簡単だったなぁとは思います...やってみないとわからないことはいっぱいありますね。

小さな貨物ヤード

さて周回線路内、車庫からリバース線を挟んで反対側には線路は敷かずに駅前広場とちょっとした町を作ろうと思っていました。ただこの狭いレイアウト、リアリティは二の次なのでどうせなら目いっぱい線路を敷いてみようと小さな貨物ヤードを作ることにしました。

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まずは先ほど掘り起こしたポイントの直線部分を切り詰めて

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レイアウト中央を横切るリバース線に組み込んで貨物ヤードへの入り口を作ります。

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その先はPECOの線路。ここでは是非とも使ってみたかった

  • フレキシブル線路 (SL-100)
  • Y字ポイント (ST-247)

を組み入れました。

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 ストラクチャーとしてはHornbyから出た屋根付きの貨物ホーム

 

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と、Oxford RailのGoods Shedを導入(予定)。

 

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Goods Shedは昨年から製品リストには載っているのですが、一向に発売される気配がないので、ひとまずWeb Siteにあったfootprintと同じ大きさの紙を用意して線路の位置決めだけを行いました。

 

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ポイント以外はすべてフレキシブルレールをカットして使用。だいたい直線でフレキシブルレールが必要なほどの微妙なカーブはないのですが、レイアウトに合わせて長さを自由に切って使っていけるので、ぴったり収まるし経済的です。なんでこれをもっと早く知らなかったのだー、とまた一つ学びがありました。

その名の通り「小さな」貨物ヤードで、各線ともShunterと2軸貨車が2, 3両程度入るスペースしかないですが、うちのレイアウトで長大な貨物列車を走らせることはないので、これはこれで情景的には面白くなるかなと思います。

(つづく)