車庫改修プロジェクト(その1)

さてここからしばらくは、車庫改修プロジェクトの進捗報告をしていきたいと思います。

設計図作り

車庫改修の大まかなイメージはストラクチャを買い揃える際にあったのですが、現物を合わせてみると「コレジャナイ」なんてこともありますし、別なアイディアが浮かぶこともあります。まずはストラクチャを仮組みしてレイアウトに置きながら、配置決めをしていきます。

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想定通り左側が給油所、右側がEngine Shedの配置で、新しいEngine Shedの正面はお隣のレンガのEngine Shedとツライチになるようにしてみました。Stabling Platformは、そのEngine Shed手前の両サイドに。全体的に密な感じですが、ごちゃごちゃした感じを出したかったので、これぐらいの方がにぎやかでいいでしょう。

ただ燃料タンクを置く空きスペースはないので、手前の木立を撤去して据えることにしました。この木立は結構気に入っていたのですが、改修の仕上げの段階でどこかに場所を作るようにしたいと思います。

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検討結果もとに簡単な設計図を書いてみました。Railroad Modellerで印刷した配線図に、建物や歩道を書き入れます。紙に手書きでプランを書き入れていくのは、ワクワク感があって楽しいですね。

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ここまで来たらいざ撤収!工事のため車庫は一旦閉鎖です。

 車両を全部引き上げたら、車庫全面に撒かれていたバラストを剥ぎとります。水で濡らしてふやけたところを、100均で買ったもんじゃ焼きのヘラでこそげていきます。

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車庫を作ったときは地面の作り方がよくわかっていなかったので、とにかく線路以外の一面にバラストを撒いて仕上げたのですが、いま思うとよくもこんなに大量のバラストを撒いたものです(^^;。どうにかバラストを回収して、地のコルクシートが見える状態までになりました。

ピット線路

最初は足元からということで、PLUMのピット線路のキットを組み上げることにしました。

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キットには左の写真ようなランナーが4枚入っています。ここから真ん中の写真にある3種類のパーツが切り出せます。これを単純に組み合わせると右の写真の状態に。この3種類のパーツを組み合わせることで、長さや階段の位置を自由に調整できるようになっています。

ちょうどパーツ2組分で、Engine Shedの長さに合うピット線路を作れそうです。

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心配だったのが、ピット線路とユニトラックの接続です。キットの説明にはCode 83(つまりユニトラックHOと同じ)の線路が入れられると書いてありましたが、高さがどの程度合うのかがわからなったのです。そこで、仮り組みの状態でユニトラックとの接続を試してみることにしました。

ユニトラックHOの246mm直線線路(2-150)から半分ほど線路を引き抜いて、両側からキットに挿入します。

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おそらくユニトラックに合わせてキットが設計されていると思われ、線路の高さやフランジが通る隙間など、KATOの純正キットかと思わんばかりのパーフェクトな仕上がりでした。通電、走行にはまったく問題ないでしょう。

逸る気持ちを抑えきれずにClass 37を置いてしまう... おぉ、これですよ、これ。

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ユニトラックとの接続に目処がついたところで、本組み、塗装と一気に進めます。

アレンジとして、ピットの壁面に当たる部分をプラ板を貼り付けて造作しました。Engine Shedの土台を石粉粘土で作る予定で、あらかじめピットの壁面を作っておくことで舗装作業をしやすくするためです。

塗料はいつも通りTAMIYAのアクリル塗料でぬりぬり。

  • 底面(XF-55デッキタン)
  • 壁面、階段(XF-80ロイヤルライトグレイ)
  • 出入り口(XF-84ダークアイアン)
  • 黄線(XF-3フラットイエロー)
  • 線路固定金具(XF-10フラットブラウン)

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塗装が一通り終わったあとでウェザリングをかけます。線路にはTOMIXのペイントマーカーを使用。

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ピット線路内は、クレオスのMrウェザリングカラーのマルチブラックでオイルなどの汚れをいれます。ウェザリング前後を比べると以下のような感じです。

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Mrウェザリングカラーは扱いやすい塗料ですが、フラットなところにそれっぽい汚れをイメージ通りに入れるのはやはり難しいです。どうしても不自然なムラや筆跡が残ってしまうことも。何度か塗ったりふき取ったりを繰り返して、なんとかこの状態までもってきました。

ちなみに両側から挿入する線路の接続は、ユニジョイナーから抜き取った金具で接続しています。

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レイアウトの所定の位置に組み込んでみます。

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Engine Shedをかぶせるとこんな感じ。

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通電・走行試験をしてみました。良好のようです。

まずは第一歩を踏み出しました。(つづく)