Accurascale IIA Biomass Bogie Hoppers

2023年最初の記事は、AccurascaleのIIA Biomass Bogie Hoppers の導入です。

DapolのICA Silver Bulletに続く現代貨物シリーズの第2弾として、AccurascaleのBogie Hopper Wagonを選びました。Accurascaleからは以下の3種類がリリースされています。

どれも良さそうなのですが、

  • 屋根があると、積載物を別途細工しなくて済む。
  • Rails of ShefieldでWeathered版の特装品がある。

という手抜きな理由で、3つ目のIIA Biomass Bogie Hoppersが4セット合計8両がやってきました。

気になるのは、発売されたのはもう1年以上前なのに、なぜか結構売れ残っていること... 見た感じはとてもよくできているのになぜか。その理由は後々判明するのですが、まずはFirst Lookから。

車体、フレーム、足回りいずれもよくできていて、別パーツで細かく表現されています。また表記関連の印刷も随所に入っており、ロゴに関してもGBRf / VTGのロゴのみならず、Fristグループのロゴを消した跡(左上写真参照)まで再現されている細かさです。

また1両には、電池式で稼働するテールランプ(下写真赤矢印)が取り付けられています。

磁石固定されている車端の妻面を取り外すと、ボタン電池(LR41 x 2 )を入れる場所(写真下赤矢印)があらわれます。

ここに電池を嵌め、付属の磁石スティックでオンオフします。

カーブが曲がれない?

準備万端、いざ試走と思いきや、カーブに差し掛かるところであっさり脱線。あれあれ?何が起こっているのかとひっくり返して見ると。

ボギー台車、片方向にはちゃんと首を振る(写真左)のですが、反対方向には床下の造作が干渉して曲がってくれません(写真右)。両側の台車とも同じ状況で、これでは脱線するわけです。

干渉している箇所は走行時にはまず見えないところ(写真左)なので、干渉しないところまでえいやとヤスリで削ることにしました(写真右)。

修正作業としては単純ですが、8両分をすべてやるのはそこそこ面倒ではあります。削った量はおそらく0.5 mmぐらいで、このたった0.5mmの出っ張りが製品を台無しにしていました。

8両とも同じ状態ということは個体差ではなく、設計上の問題か、あるいはパーツの精度の問題か... いずれにしても出荷前のどこかの段階でテスト走行していれば一発で見つかるはずで、まさに「どうしてこうなった」という感じです。

売れ残っている理由も、この問題の存在が広まってしまっているからのように思われます。ただ削るだけで問題は解消され、見た目にも問題はないので、買って損はないと思います。

それでは最後にいつものように動画でどうぞ。