というわけで、Llancot Railway 2022計画で紹介したDiesel Engine Yearの第一弾、Heljan Class 33がやってきました。
Llancot Railway現所有のディーゼル機関車は
- Class 08 (C)
- Class 37 (Co-Co) x2
- Class 47 (Co-Co)
- Class 66 (Co-Co)
となっていて、今回のClass 33が初のBo-Boになります。
Class33は、正面がフラットではなく弧を描くようなで丸っこい形をしていて、特徴的な三枚窓と合わせてBo-Boの中でもお気に入りの形式でした。さてどの塗装にしようかしら、と考えていたところに飛び込んできたのがこのニュース。
WEST COAST VIBES - OO MARK 2Bs in WEST COAST RAILWAY LIVERY!
— accurascale (@accurascale) 2021年11月18日
We are now adding two new running numbers to our Mark 2B release programme, with two TSOs in West Coast Railways maroon livery!
Due Q3 2022
Read more and pre-order here https://t.co/FTh55gxlQs #TMRGUK pic.twitter.com/N2lh6ta4ws
West Coast Railwaysは、現役TOC(Train Operator Company - 列車運行会社)のひとつで、保存蒸機やディーゼルおよび客車利用してチャーター列車などを本線で運行しており、Class 33も保有しています。塗装はBR Maroonに近いマルーン色(たぶんちょっと明るめになっていると思う)で、Heljanから何種類か製品化されています。
ベースとなるマルーン色と、警戒色そしてカンパニーロゴの黄色が美しくマッチしていて、今回Accurascaleから出ることになったMk2bだけでなく、BR Maroon塗装のMk1などをつないでもよく似合いそうです。ディーゼル列車として使うもよし、蒸機列車の補機として使うもよし。現役の運用機ならではの楽しみ方ができます。
というわけで、Accurascale Mk2b WCR塗装の予約とともに、TMC (The Model Centre)に残っていたHeljan Class 33 33025 West Coast Railways Liveryを購入しました。
全体はこんな感じ。マルーン色がとてもきれいです。
Heljanは初めてだったのですが、色合いもよく、ステーやドアハンドルは金属製の別パーツだったり、グリルもエッチングメタルだったりで、仕上がりは上々。そしてなんといってもこのフロント下部のパイプ。
これらのねじ式連結器とパイプ類は全て取り付けられた状態で出荷されているので、自分でパーツをつける必要がありません。ただ裏を返せば、NEMポケットに連結器をつけるために、このパーツを取らないといけないことを意味します。片側に関しては干渉しそうなパイプ類を泣く泣く根本からカットしてTension Lock Couplingを取り付けました。
DCCサウンドデコーダーの取り付け
蒸機サウンドに関しては、YouChoosから購入することが多いのですが、今回はディーゼルということもあって、初めてRoads and Railsから購入してみました。以前スピーカーを取り寄せたことがあるのですが、いつの間にかDCCサウンドデコーダーも販売するようになっていて、YouTubeにサンプル動画が多数投稿されています。
Class 33のページにはSWD(South West Digital)とJamie Goodmanの2種類のサウンドが紹介されていました。またClass 33に関しては取り付け動画も投稿されています。
サウンドの確認もさることながら、このような取り付け動画があることで、空きスペースに適したスピーカーの種類と取り付け位置を確認できるのは、とてもありがたいことです。
というわけで、ほぼ上記の動画をなぞる形で取り付けを行いました。今回のポイントはデコーダーやスピーカーの取り付けではなく、ボディシェルの取り外し。動画の説明にあるように左右2箇所ずつのツメで固定されているのですが、結構かっちり嵌め込まれているので、取り外しはややコツがいります。
ボディシェルの取り外しによく使っているのは、このギターピックです。
- まず一番薄い黒のギターピックを挿し込んで、
- 次にその上に滑らせるようして、少し厚みのある黄色のギターピックを重ねるように挿しこみます。この段階でツメから外れた状態になります。
- 最後に使わなくなったプラスチックカード(これはなんでもよい)を挿し込んで、ギターピックをはずします。
ツメで止まっているところにこの作業を順番に繰り返していくと、やおら外れるという感じです。ギターピックがいっぱいあれば、3の手順は要らないかもですね。
ボディをはずした状態ではこんな感じ。写真は既に走行用デコーダーを載せた状態ですが、シンプルな基板に8pinインタフェースが見えます。
加工するところは1箇所。スピーカーを載せる場所にパーツの足が出っ張っている(写真左赤矢印)ので、ニッパでカットします(写真右)。
ここにBlackTagでスピーカーを固定。デコーダーは中央付近の基板上に置いてケーブルととともにテープで固定します。27mm Round Bass Enhanced Speakerは初めて使うのですが、確かにこの薄さ(7mm厚)であれば問題なさそうです。
試運転は以下の動画にてご覧ください。
Fitted Sound Decoder from Roads and Rails to Class 33. Superb sound! 😊 pic.twitter.com/ILoyc7yXNW
— じょばんに (@Giovanni_Ihatov) 2022年1月19日
Jamie Goodmanの方を選んだのは、この不規則なエンジン音がいかにも"らしい"感じ(YouTubeで見ているだけで実際に聞いたことがないので、ホンモノらしいかどうかはさておき)がしたからなのですが、まったく期待通りのサウンド。スピーカーも、あのサイズにしては十分な音量と低音が出ていて恐れ入りました。
このあともHeljanのディーゼルシリーズが続くので、楽しみです。