Little Paddington Railway第2期工事(その6)

Sound Installation

今回は音についてのお話です。

長らく離れていた鉄道模型を再開しようとした理由のひとつに「車両からリアルな音が鳴らせるようになった」ことがあります。

DCCによるデジタル化の恩恵の一つと言えますが、コマンドで発車ベルや警笛を鳴らせるのみならず、車両の速度変化に合わせてドラフト音、エンジン音やのモーター音、またブレーキ音やポイント通過時に発生するフランジ音まで様々な音を鳴らすことができます。音によりともすれば眺めることが多い鉄道模型運転の楽しみが格段に広がったと思いました。走っていなくてもアイドリング音が鳴るので、走行時だけでなく停車時の駅の情景を楽しむこともできるのも魅力でしょう。

英国のメーカーであるHornbyからは、レイアウトの留置線などに置いて環境音を鳴らすため貨車にサウンドを組み込んだものが出ていて、鉄道模型で音を楽しむことが普通になってきているという印象を受けます。

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まだ本格的に始める前にメディカルアートさんで蒸気機関車サウンドデモを見せていただいたのですが、実際に聞くとかなりの迫力で「やるならサウンド付きで!」と心に決めました。

音を鳴らすのにはいくつかの方法があります。

  1. メーカーでDCCサウンドデコーダーがあらかじめ装着された車両(DCC Sound Fitted)を購入する
  2. 売店(英国の車両であればHatton's, Olivia Trainsなど)でDCCサウンドデコーダーを付けてもらった車両を購入する
  3. DCCサウンドデコーダーを別途購入して自分で取り付ける

どれも仕上がりには大きな差異はないですが、1. が価格的には一番安上がりで済みます。ただし当然メーカーがDCCサウンド付きで出しているものは種類が限られるので、自分が欲しい形式のものがあるとは限りません。

2. は1. に比べて割高となりますが、主な機関車、気動車(DMU, DEMU)や電車(EMU)まで車両がDCC対応(DCC Ready)しているものであればほぼ対応してくれています。

3. は2. を自分でやるということになるので 2. に比べれば手間賃の分割安となります。

ちなみにDCCでないと音がならないのかというとそんなことはなくて、DCCサウンドデコーダーがアナログ運転に対応してればアナログでも走行時の音を鳴らすことができます。ただしDCC車両を走行可能なパワーパック(PWM制御でないもの)が必要です。またコマンドによる音(警笛など)を鳴らすことはできませんし、DCCデコーダーの動作に一定の電圧が必要となるため、低速での走行や音については割り切りが必要です。個人的にはオマケ機能ぐらいに考えておいたほうがいいと思います。

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 DCCサウンドデコーダーはESUなどのDCCデコーダーのメーカーが出していますが、あくまでデコーダーのみで音のデータは付属していません。つまり音データは別途用意する必要があります。

英国の車両であればHornbyがいくつかの形式向けに音付きのサウンドデコーダー(TTS Soundシリーズ)を販売しています。

またOlivia Trainsは膨大な形式向けの音のライブラリ保有しており、それらの音データをインストールした状態のサウンドデコーダーを販売しています。(Hatton'sはOlivia Trainsのサウンドデコーダーを使用している模様)

英国の車両に関してはOlivia Trainsのおかげでサウンド付きで楽しめる環境が整っていると言っても過言ではないでしょう。

最初に導入した蒸気機関車のClass 45xxとディーゼル機関車のClass 37については、2. の方法(Hatton'sでDCCサウンドオプションを付けて購入)だったのですが、この度導入したClass 47およびClass 221 Voyagerは3. の方法で挑戦してみました。

Vi Trains Class 47 InterCity Livery + Hornby R8103 TTS Sound Decoder - Class 47

まずはClass 47。Vi TrainsというイタリアのメーカーのものでDCC Ready(8pin)です。なんか箱がかっこいい。

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美しく収まっています。左手に見えるのは付属パーツ。最初の状態ではバッファも付いていません。仕上げは自分でやってね、というところでしょうか。そのための解説書も付いてます。確かにこれからボディを開け閉めしたりすることを考えると、一通りいじった後に付属パーツをつけられるようになっているというのは理に叶っているようにも思います。

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かわいいお顔。INTERCITYとスワローロゴがかっこいいです。いろんな塗装の中ではデザインとしてはこのInterCtiy Swallow Liveryが一番好き。

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一方DCCサウンドデコーダーはHornbyのClass 47のものを使いました。

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中身はこんな感じで、DCCサウンドデコーダーと28mmの丸型スピーカー、ガスケットが付いています。接続端子は8pinなので、未加工で接続できるはず。

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まずはボディーを開けます。特にねじ止めはされていないので、両脇各3箇所のプラスチックのツメを外せば簡単に取れます。

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内部はダイキャストのシャーシが大半を占めており、中央にモーター、その上に基板。シンプルな作りです。購入したものは中古品でしたが、HornbyのDCCデコーダーが付いていました。

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これをソケットから取り外して、先ほどのサウンドデコーダーをソケットに挿します。

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このまま一旦試運転。

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 やってみると拍子抜けするほど簡単でした。DCC Readyであればソケットの抜き差しだけで済むので、特別な技術は必要なさそうです(ソケット挿入にピンの向きだけ注意)。

これで完成...のはずでしたが、スピーカーがエンクロージャー無しなので、いまいちディーゼルっぽい迫力に欠ける感じです。YouTubeでいろいろ見ているとやはり同じことを思っているひとがいるらしく、低音が出るスピーカーに換装するビデオを見つけました。

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「じゃあやってみる?」ということで、UKのRoads and Railsというところから件のスピーカーMega Bass Speakerを取り寄せてみました。結構小さな店のようですが、1週間ほどで到着。

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まずはもとのスピーカーを外します。 

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Mega Bass Speakerの端子の先端を剥いて、サウンドデコーダーのコードと接続します。

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最初はスピーカーを2つ付けるつもりでしたが、どうも電流容量の上限にあたってデコーダーがリセットされてしまうので、結局1つにしました。

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さて、こいつをボディーに納めなくてはいけないのですが、スピーカーの角がボディの天井にあたってうまく閉まらない... ちょっと角をやすりで削って、なんとか無事収まりました。

 

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さて試運転。

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キマシタ!コレ、コレですよ。このやかましさ。スピーカーを変えるだけでここまで音が変わるとは驚きでした。

Road and Railsではいろいろなタイプのスピーカーを売っているので、用途やサイズに合わせて選べばよさそうです(下記ビデオ参照)。

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Bachmann Class 221 Voyager Cross Country Livery + Olivia Trains Class 220/221 Sound (ESU LokSound v4) 

さて次はBachmann Class 221 Voyagerです。こいつは8年ほど前の製品の中古品ですが、DCC Readyではありません。Hatton'sでもDCCサウンド付きのオプションは選べず、ひとまずDCCデコーダー付き(サウンドなし)で購入しました。

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Class 221向けのサウンドデコーダーはOlivia Trainsから購入しました。なんだかんだで到着まで10日間ほど。ESUのLokSound v4です。

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紙切れみたいなのwにサウンド機能リストが書かれています。入っているものはホントにこれだけです。

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さてモーター車である中間車にサウンドデコーダーを搭載することにします。両端の4本のネジを外してからボディ両脇各3箇所のプラスチックのツメを外します。真ん中にフライホイール付きのモーター、その上にHatton'sのDCCデコーダーが載っています。

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さすがにソケットはなく、デコーダーのリード線がはんだで直接集電のリード線とモーターに接続されています。

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まずはこれを取り外し。 

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代わってサウンドデコーダーをつけるため、まずは8 pinソケットを付けます。モデルランド田中さんから仕入れたもの。

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ここにサウンドデコーダを接続します。

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スピーカーは下向きにしてボディの天井につけて収めます。これで試運転。

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スピーカーは上向きより下向きの方が台車の隙間あたりから音が外に出やすいみたいです。以下おまけ動画。ディーゼルっていいですね。

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今回はここまでです。このClass 221 Voyagerは、そもそもサウンドデコーダーを取り付けるまでにいろいろトラブルがあったのですが、それはまたの機会に。

(つづく) 

Little Paddington Railway第2期工事(その5)

Ballasting

今回は固定式レイアウトの真骨頂、バラスト撒きです。ここまでは基本的に置きレイアウトで、いつでも自由に線路を引き直したり撤収したりできましたが、これをやってしまうともう後に戻れません。それ故に楽しみな作業でもあります。

使用したバラストはWoodland Scenicsの

  • Medium Buff(中目・淡黄色)
  • Medium Dark Brown(中目・濃茶色)

の2種類です。色の選択はいろいろ悩んだのですが、実際にありそうかどうかというよりは単に好みとして灰色っぽくはしたくなかったので、その中で明るめのものと暗めのものを選んでみました。

 

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まずは駅周辺から。駅構内の線路はKATOのユニトラックを使っているので、線路の間は撒かずに脇を中心に撒いていきます。地面の高さをユニトラックの道床分だけかさ上げするため、線路と線路の間にはあらかじめコルクを敷いておきます。

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撒き方としてはいろいろあると思いますが、駅周辺は既に設置してあるストラクチャーの間の比較的狭いところに撒いていくことになるので、100均で売っているドレッシングボトルに詰めてみました。

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ボンドについては、教科書通り木工用ボンドを適当(塗りやすい程度)に水で薄めたものに中性洗剤(食器用洗剤)を少し入れたものを作ります。

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まずは筆を使って撒きたい箇所にボンドを塗ります。そしておもむろにバラストを撒いていきます。

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下地が隠れる程度にどんどん撒いて、筆を使って均していきます。写真にあるような大きめの刷毛があると作業しやすいです。

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まだこの状態ではバラストは吹けば飛ぶ状態なので、ここから定着作業です。これがバラスト撒きの中でもっとも特徴的な作業だと思います。用意したのは霧吹きボトルと滴下ボトル。霧吹きボトルには中性洗剤を少しいれた水、滴下ボトルには、先ほど下地に塗ったボンド(木工用ボンド+水+中性洗剤)をもう少し薄めたものを入れます。

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まず霧吹きでバラストを十分湿らせてから、滴下ボトルでボンドを落としていきます。ドバッとボンドを落とすとバラストが流れてしまうので、手加減が必要です。

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駅周辺が済んだら、次は周回線路の方へ。こちらはPECOの線路を使っているので線路の間も埋めていきます。

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ポイント可動部まで撒くと動かなくなってしまうので、マスクしておきます。Blu Tack(コクヨの「ひっつき虫」)を使いました。

f:id:giovanni_ihatov:20180819124411j:plainどんどん進めます。完全に土木工事です。

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バラストを撒くとすごく「レイアウト」っぽくなるので、最初は感動して作業も進むのですが、基本的には単純作業の繰り返しなので、一気にやろうとしないことをオススメします。

Bushes

さてバラストを撒いたあと、線路と線路の間に少し緑を入れてみることにします。

草木関連のレイアウト素材はいろいろ種類があるので、正直どれを使ったらいいかよくわからないのですが、たくさん入っていて使い出がありそうという理由で

の2種類を試してみることにしました。

ターフはレイアウトのど定番である「なんとなく草が生えてる地面」を表現できる粉状の素材ですが、HO/OOのスケール感から考えると「地面を色付けできるもの」と考えるのが良さそうです。

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一方フォーリッジクラスターは着色されたスポンジの塊で、適当な大きさにちぎって使うことで、下草から茂み、樹木の葉、樹木そのものまで、立体物を表現するいろんなものに使える便利な素材と言えます。

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単調にならないように、いずれも色違いのものを用意しました。

あらかじめバラストを撒かないでおいた場所に、先ほど使った木工用ボンドを塗ってフォーリッジクラスターを置き、バラストとの境界はターフを撒いて下草を表現しつつ自然な感じに見えるようにします。

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バラストを撒いた箇所でも、ターフを撒いた上に木工用ボンドを塗った小さめのフォーリッジクラスターを置くことで茂みを作りました。

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バラスト同様に草木を配置することで、一気にレイアウト感が増します!

これまで鉄道模型の楽しさと言えば車両を眺めたり走らせたりすることで、線路やストラクチャーはあくまでその舞台装置でしかなかったのですが、こうしてレイアウト作成に足を突っ込むとレイアウトそのものを作る楽しさが加わって、「なぜこれをいままでやってこなかったのだろう」という感じですね。しかも巨大。長い道のりはまだ始まったばかりです。

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(つづく)

 

Little Paddington Railway第2期工事(その4)

Lighting

事の始まりはボーマスで池袋に出たついでに「石神井公園まで1本だよね」ということでメディカルアートさんに寄ったところから。

メディカルアートさんは日本で唯一のHornbyのDistributorで、OO Scaleの鉄道模型を始めるにあたっていろいろお話を聞かせていただいたりしていました。ただDCC Soundに魅力を感じていたこともあって結局大半のものはHatton’sで買い揃えることなり、若干足が遠のいていたのでした。

で、3ヶ月ぶりぐらいのお邪魔となったのですが、お店の方は覚えていてくださってました。近況などをお話しつつ在庫の棚を見ていると、以前はあまり見かけなかったMk2 Coachの在庫がそこそこあり…そして見つけてしまったのです。「室内灯付き」のラベルを。

室内灯を入れて走らせるとどんな感じになるのか一度やってみたくはあったのですが、お店の方の話では「UKで室内灯を入れて楽しむひとはあまり多くない。なぜなら暗いところで遊ばないから。」とのこと。実際デフォルトで室内灯が入っているものはほとんどなく、やるなら基本的には自作で対応する必要があります。前回紹介したTrain-Techから室内灯のキットが出ているのですが、車両の方がもともと室内灯を入れる構造にはなっていないものだと相当の工事が必要そうで、後でもいいかなぐらいに考えていました。

とすると、これも何かの縁だろうということで、型違いを一揃えお持ち帰りとなりました。

Hornby R4610 BR InterCity MK2E Open Standard Coach (With Lights) W5855

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Hornby R4611 BR InterCity MK2E Open First Coach (With Lights) W3247

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Hornby R4612 BR InterCity MK2E Break Open Standard Coach (With Lights) M9499

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室内灯はDC/DCC両対応で、このあたりはさすがという感じ。デコーダを積んでいるわけではないので点灯制御はできず、線路に電源投入すると点灯します。

こちらが室内灯オフの状態。

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線路電源投入するとこんな感じ。

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見てわかるように部屋の照明を落とさないと実際「室内がよく見えるよね」ぐらいの差しかないので、確かに明るいところで走らせる分には室内灯にこだわらないというのはわかります。

では、いよいよ部屋の明かりを落として走らせてみます。

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煌々という感じではなく車内灯レベルの自然な感じで、チラつきもありません。自分が子どもだった頃の鉄道模型の室内灯とは雲泥の差で、やはりLEDの恩恵を存分に受けてると思いました。

ただこうして暗いところで走らせてみると、列車は明るいのになんで駅は真っ暗なのん?駅にも照明を入れたい!となるのは当然で... 今回の本題であるレイアウトの照明を考えることになりました。

レイアウトのLED照明

照明を入れる対象としては、いまある建物の駅舎、Signal Box、Engine Shed、それからホームそのものにも何か考えたいところです。そんな中模型用のLED照明を扱っているお店「わき役黒ちゃん」を見つけました。

LED照明の種類としては、電球タイプ、テープタイプ、そして街路灯など模型に組み込まれたものがあり、照明を入れたい場所によって以下のような使い分けをしてみました。

  • ホーム屋根や車庫など外から見える部分の照明→テープタイプ
  • 建物内部の照明→電球タイプ
  • 屋根のないホームの照明→街路灯

まずは駅舎から。ホーム屋根下の部分にはテープLEDを貼り付け。配線は雨樋と同じところを這わせて目立たないようにします(コードが灰色だったのでちょうどよかったです)。

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駅舎内は電球LEDをホール中央に照明がぶら下がっているイメージで配置します。

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Signal Boxは建物自体が小さいので適当に。

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Engine Shedは目立たないように一番短いテープLEDを中央に。三角屋根なのでコルクで土台をつくってから貼り付けます。

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そして問題のホーム。スケールとしてどのサイズを選ぶか悩みましたが、高さ55mmのガス灯風街路灯を島式ホーム側に5本、駅舎ホーム側に1本並べて立てることにしました。ホーム土台に使っているKAPLAを加工して溝を作り街路灯の根元を挟むような形で立てていきます。

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で、出来上がった全景がこちら。灯が入ると何か急に命が入ったような感じに見えるから不思議です。

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ホームの照明にガス灯風街路灯を選んだのは正解でしたね。

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今回照明を入れるための建物の加工そのものは大したことなかったのですが、配線をどう引回すかの方が圧倒的に難題でした。特にいまレイアウトを展開しているベースボード(25mmゴム集成材)はもともと素のままで使うことを考えていて、なんらかの加工(穴を開けたり)をすることは想定してなかったのです…なので、基本的にベースボードの端まで配線を引き回す必要がありまして。一方で目立たないようにはしたい。建物の真下に配線用の穴が開けられれば造作もないことなんですけどね...これは次レイアウトを作り直すときの反省になりそうです。

(つづく)

Little Paddington Railway第2期工事(その3)

Signals & Structures

第2期ではいくつかのストラクチャを追加しました。まずは信号機から。

DCCでコントロールできてLED発光の... 欲を言うと腕木式信号機なんかあるといいなーと思ったら、dapolから電動の腕木式信号機が出ていました。

dapol Motorised Signals

https://www.dapol.co.uk/shop/model-accessories/motorised-signals

ただこれ見てわかるように支柱の下部、地面に埋まる部分におそらく腕木を動かすためのモーターが入っているのようでかなりの長さがあります。いま使っているベースボードは簡単に穴が開けられるものではないので、設置は難しそうです。

そこで普通の信号機で探していくと良さげなのがありました。

www.train-tech.com

Train-Techというメーカーが出している信号機でSensor Signalsシリーズのもの。線路に直接接続することで給電およびDCCによるコントロールを受けることができ、さらに埋め込まれたセンサーが列車の通過検知し、赤信号への自動切り替え、通過したあと一定時間で青信号に戻るという動作をしてくれるという、まさに至れり尽くせりの製品です。

これを種類違いで4つ導入することにしました。

SS1 2 Aspect Home Signal

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SS1R  2 Aspect Home Signal with right feather

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SS1L 2 Apect Home Signal with left feather

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SS3 3 Aspect Home Disgant Signal

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特にfeather付き信号機はおそらく英鉄の信号システム独特のもので、分岐点おいてどちらのルートに進むのかを運転士に知らせる役割があるとのことのようです。狭いレイアウトでそんなものを使う場面があるのかという話はありますが、見た目のインパクトはあるので左右それぞれのパターンを選んでみました。

線路との接続にはもともとHornbyやBachmannの線路に付いているフィーダー挿入口に挿して使うことを想定されているようです。当然ユニトラックにはそんなものはないので、設置場所の線路を加工してみました。要は線路の下の道床部分を少しやすりで削って、信号機を挿せるようにします。

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道床の分だけ信号機が宙に浮いたように見えますが、これはまた後で処理することにします。

さっそく試運転。

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よさそうです!

DCCコントローラからはポイント操作と同じ扱いになります。アドレス設定をすれば青(t)か赤(c)を選択できるようになります。feather部分は別アドレスを設定すれば独立して点灯(t)か消灯(c)を選択できます。センサーの検知と自動切り替えは青(t)のときのみ動作するので、

  1. DCC操作で赤(c)選択(DCC操作青(t)にするまで切り替わらない)
  2. DCC操作青(t)に切り替えて列車を出発させる
  3. 列車通過時は自動的に赤になり、時間経過とともに青に戻る

というような動きをします。なおfeatherは別アドレスで設定できますが、本体の信号機と連動していて、赤(c)のときには必ず消灯となります。

アクセサリとしては価格的にはやや高め(£40前後)ですが、DCCデコーダーとセンサー込みでかつ配線不要。手軽さと設置の自由度、センサーによる動作の"らしさ"は折り紙付き。満足度は高いと思います。

一応DCでも電源供給およびスイッチの配線をすることで使えるようになっているのですが、メインターゲットは明らかにDCCユーザーで、アクセサリ専業メーカーがDCCユーザー向けのものを出せる程度にはDCCが普及しているということでしょうか。うらやましい限りです。

ストラクチャはまずは信号機つながりということで、英鉄で特徴的な建物であるSignal Boxを導入。ちょうどOxford RailからGWRのストラクチャーシリーズが発売されたので購入してみました。

 OS76R002 GWR Signal box

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作りとしてはHornbyのSkaledaleシリーズとそっくり(実は同じところが作ってる?)で、煉瓦色が美しいです。駅舎とも色味があって素晴らしい。

続いてMetcalfeというところが出しているカードキット(ボール紙で作る模型)から擁壁(Retaining Wall)を2種類。

PO244 OO/HO SCALE RETAINING WALL IN RED BRICK

f:id:giovanni_ihatov:20180714154325j:plainPO248 OO/HO SCALE TAPERED RETAINING WALL IN RED BRICK

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写真のようにボール紙がモデルに合わせてあらかじめカットされた状態で入っています。塗装の必要なところは基本的には印刷されているので、組み立てれば完成品になるというものです。

まずは台紙から部品を切り取ります。プラモデルのように一部だけ切り残してある状態で入っているので、切り取り自体は難しくないですが、何せ分量が多いです。

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木工用ボンドを使って接着し組み立てていきます。

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完成品がこちら。

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カードキットは初めて作ってみたのですが、今回は擁壁ということもあって難易度は高くなく、塗装不要で印刷になっているので非常にきれいで味がある仕上がりになります。そしてなんといってもお値段がお安め。1セット£10前後なので、とにかく数たくさん必要な場合はいい選択だと思いました。

まだ仮置き状態ですが、下の写真のように駅舎の反対側に置いて背景っぽく使う予定です。

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(つづく)

Little Paddington Railway第2期工事(その2)

Double Tracks

第2期工事つづいては複線化のお話。

第1期でのレイアウトは、以下の通り単線のエンドレスループ+待避線のバリエーションの範囲でした。つまり、2つの列車を運行するにはどちらかを待避線で停車させる必要があります。同時にぐるぐるさせることはできません。

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第2期工事では複線化して2列車同時にぐるぐるさせられるようにするのがゴールです。これが思いの外長い道のりになったのでした。

 

まず第1期のレイアウトをベースに素直に複線化してみました。

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このレイアウトの問題点は、内線と外線の間、駅に相当する部分にある中線(2番線)の使い勝手がよくないことです。複線の運行を左側通行(内線は左回り、外線は右回り)で考えると、中線に入るには外線であれば一旦内線、内線であれば一旦外線を通ってからでないと入ることができません。右側通行にした場合でも、やはり中線から出るときに同じ問題に当たります。しかし、これを解消するためのポイントを置く場所がもうないのです。

そこでKATOのユニトラックにはない、欧州系のメーカーが出しているカーブポイントの組み込みを検討しました。PECOのSetrackのカーブポイントを組み込むとすると、例えば以下のようなレイアウトを組むことができます。

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レイアウト左側のカーブ、駅の手前に一対(右開き+左開き)のカーブポイントを入れています。これで内線は外線に入らずに中線を使うことができるようになります。よさそうです。

これを実現するにはユニトラックとSetrackの接続処理を考える必要があります。ユニトラックは道床付きCODE 83、対するSetrackは道床なしCODE 100。ジョイナーと道床のいずれも取り回しが必要です。

まずジョイナーについて。世の中にはCODE 83 - 100をつなぐための変換ジョイナーというものがあるようで、AtlasというUSのメーカーのものをamazon.com経由で取り寄せることにしました。AtlasはUSの大手メーカーで、CODE 83がメインですがCODE 100の線路も出していて、よってもって変換ジョイナーの需要もあるということのようです。

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道床については、ユニトラックと以前ディスプレイ用に買ったSetrackを実際に並べて線路面が合う高さを実測し、最適と思われる5mm厚のコルクシートをひくことにしました。あちこちのホームセンターに問い合わせましたが、5mm厚のものを置いているのは東急ハンズだけでした。当然コルクシートは線路の形状にはなっていないので、大きめのコルクシートから線形に合わせて切り出すことになります。

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さてこれで理論的にはうまくいきそうですが、あとは組んでみてのお楽しみです。

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一応図面通り収まるところに収まりました。実際に試走させてみます。

 

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問題なさそうです!ちなみにユニトラックとSetrackの接続部分は以下のような感じになりました。

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ここで第2期完成のはずですが... 当然の帰結として。

 

「ユニトラック以外の線路も使えるならもっといけるんじゃね...?」

 

さらに図面を検討します。ここまで内線からは中線を使うことができましたが、外線からも入れるようにして共用とすることを考えます。具体的にはレイアウトの右側部分にも同じようなカーブポイントを入れてみることにします。

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これで左右ほぼ対称の線路配置となり、中線へのアクセスが内線からも外線からもできるようになりました。

さらにエンドレスループの中にあるヤードへのアクセスを外線からもできるように、レイアウト左側のヤード入口の手前カーブ部分に外線-内線の渡り線を追加します。

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最終的にはカーブポイントを7本投入するという大工事に発展しました。さすがにやりすぎですが、後悔はしていません!(そして余る大量のユニトラック...)

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ユニトラックHOは基本的に日本の16番ゲージユーザーおよび北米HOのマーケットを意識して作られているので、大レイアウト志向(実物志向)と思います。最近ではR=430mmやR=370mmといった小さなカーブも出ていますが、カーブポイントまではまだ製品化されていません。

一方でUKのメーカーであるHornby, Bachmann UK, PECOは小規模のスペースでも楽しめるような線路を出しています。カーブポイントも小規模のスペースで楽しむための必須のアイテムと言っていいでしょう。直線区間が長く取れ、かつ複線やヤードといった変化を楽しむことができます。

日本の住宅事情から言うと小規模のスペースでも楽しめる方向(欧州系)が合っていると思うのですが、そこはNゲージでということなのでしょうか...

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Setrackカーブポイントの非選択(non-power routing)化

DCCを使うレイアウトでは、基本的にポイントにおける電気配線は非選択式(non-power routing)として使用します。つまり開通方向に寄らず常時通電です。ユニトラックのポイントには裏側に選択式か非選択式を設定するネジ穴があり、いずれの方式にも対応しています。Setrackのカーブポイントはinsulfrogで選択式固定です。もちろんそのままでもDCCに使用できますが、開通方向にしか通電しないため、常時通電を期待しているような運用はできないことになります(サウンド、ライトなど)。そこでジャンパ線を飛ばして非選択式にする細工を行いました。

これが通常の配線。トングレールの当たる(赤矢印部分)方向だけ通電するようになっています。 

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以下の箇所にジャンパ線を飛ばして、トングレールの位置に関係なく通電させます。

 

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こんな感じでジャンパ線をレールの間に渡してハンダ付けしました。

 

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ちなみにハンダ付けをするのは久しぶり過ぎてあまり綺麗には仕上がりませんでしたが、裏面で見えるところではないので... いえ、精進します。

カーブの調整

もともとジオメトリの異なるユニトラックとSetrackを接続しなくてはいけないうえに、これだけカーブポイントを密集してつなげると、当然あちこち歪みがでてきます。特にClass 37のような3軸台車の場合、カーブの曲率が急変するとフランジがひっかかったり、最悪は脱線してしまいます。一旦図面通りに組んだあと試走させてみると、特に曲率のきつい内線のカーブポイント通過が問題となりました(実際脱線しまくった...)。

当初はレール同士をなるべく隙間のないように組んでいたのですが、レール接続部には少し隙間をもたせるようにしてなるべく曲率を和らげるようにし、なんども試走を繰り返したうえで、OKとなればズレないようにコルクシートの道床に固定。5mm厚しかないので画鋲でw主なところを固定しました。

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(つづく)

Little Paddington Railway 第2期工事(その1)

Painting

第1期工事では一通り組んで走らせるところまでをやりました。が、もちろんこれで終わりになるわけもなく、早速第2期として落穂拾い的に第1期でいくつかやり残したことや拡張を進めていくことにします。

今回は塗装について取り上げます。

プラットフォーム

プラットフォームについては、専用のキットを使っているのではなく"KAPLA"というフランスの積み木の一種を積み重ねて作っています。家にたまたま使わなくなったものがあったからということもありますが、ホームの大きさや長さを自由に作れるのでキットよりも使い勝手がよく、また本格的な固定レイアウトを作るのでなければこれで雰囲気は十分というわけです。

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ただ"KAPLA"は大半が無垢の白木なので、これをレンガとセメントの色に塗ってそれらしく仕上げることにしました。

せっかくの無垢なので、木目が活かされる塗りつぶしにならない塗料を探します。本当は家具塗装用のワックスなどがよいのですが、色が限られるのと高価なので、絵具メーカーとしても有名なターナー色彩から出ている水性ウッドステインを使ってみました。100mlで400円と値段も手ごろです。

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セメントの灰色はよいとして、レンガのような独特の色があるのかしらと思ったのですが、そこはさすがに絵具メーカーだけあって36色のバリエーションから選べます。セメント色はウォームグレイ、レンガ色はディレニアを選択。塗料の入った容器に筆を突っ込んで薄めずにそのまま塗っていきます。

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ウォームグレイは若干思ったよりも白っぽい感じになりましたが、ディレニアのレンガ色はほぼイメージ通りの色で、大変満足のいく結果になりました。

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線路

第1期でも触れたように線路は入手性を考慮してKATOのHOユニトラックを使っています。HO/OO Scaleでは珍しい道床付きの線路でお座敷レイアウトで走らせるときは便利なのですが、この道床の灰色が絶望的に浮いているのです。

そこで色を塗って落ち着いた感じにしたいのですが、普通にプラ用の塗料を使うとせっかく別塗装になっている枕木の部分も塗りつぶしてしまうことになります。なんとかならんか... といろいろ調べていくうちに、ウェザリング用の塗料だったら地の色を生かしつつくすんだ感じが出るかも、と思い至りました。そこでMr.ウェザリングカラーを試してみることにしました。

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色は一番汎用性があるといわれているグランドブラウンです。それっぽいといえばそれっぽくなったし、なんか塗りムラあるよねと言われればそうなのですが、実はウェザリングカラーの使い方がよくわかってなくて初めのほうはドボドボと塗ってしまった結果です。そこそこ塗料の延びがあるのでそんなにいっぱい塗らなくてもよかったのでした。

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上の写真はわりと慣れたあとに塗ったものです。やはりずっと落ち着いた感じになりますね。フライシュマンの道床付き線路やメルクリンのCトラックはこんな色だったと思うので、KATOも同じぐらいの色合いにしてくれたらわざわざ塗る必要ないのですけどね...

また道床だけでなく線路そのものへの塗装についても、TOMIXから出ているペイントマーカーを使って錆色の表現を入れてみました。

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わかりやすさのために線路の横から光が当った写真を載せておきます。線路が赤茶けた感じになっているのが見て取れると思います。f:id:giovanni_ihatov:20180520072839j:plain

(つづく)

 

 

Little Paddington Railway第1期工事(その6)

Controllers

Rolling Stocksでも触れましたが、制御機器に関してはDCC導入としました。OO Scaleの動力車の大半がDCC Readyなので、様々な動作ができるDCCをやらない理由がないのと、サウンドを是非とも付けたかったので、DCCの選択は必然でした。

日本で手頃に入手できるDCCコントローラはこれまた一択でKATOのD102(DCS51K)です。

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機能的にはお世辞にもいいとはいえないのですが、これ一つで始められますし、なんといっても値段も手頃です。そして伝統のマスコンハンドル風の速度制御ボリュームと前進後退ハンドルはなんとなく懐かしさも感じる体でキライじゃないです(素直に好きと言えばいいのに...)。

DCCなので、ポイントを非選択式にすれば基本的に給電箇所は1箇所で済みますが、うちのレイアウトにはリバース線があるので、その間だけギャップを切って別給電にする必要があります。リバース線を走るのは基本的に機関車だけの想定なので、下記のように必要最小部分だけギャップを切りました。

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リバース区間を通過するときは、本線とリバース線と跨ぐ時にリバース線の極性を適宜切り替えてショートしないようにしてあげる必要があります。このためにDigitraxから出ているAR1というAutomatic Reversing Controllerを組み込みました。

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基盤剥き出しでなかなかイカツイ感じですが、やることは本線とリバース線から引き出したフィーダー線を繋ぐだけなのでさほど難しくないです。延長フィーダーを加工してKATOで使っている標準のコネクタ(メス)を引き出してあげて、本線側、フィーダー側それぞれから標準コネクタ(オス)でつなげるようにしてあります。

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AR1トラブルシューティング

AR1を組み込んでみたものの、ギャップをまたぐときにうまくいく通過できるときとD102(DCS51K)がショート検知でシャットダウンしてしまうときがあって、ハテ何がいけないのかと2週間ほど試行錯誤。AR1自体が壊れているのかと思ったりもしましたが、海外サイトをぐぐっているうちに同じような問題を掲示板に書いているひとがいて、辿って行くと本家Digitraxのウェブサイトに情報がありました。

KB1034: AR1 autoreversing with the Zephyr Xtra

D102(DCS51K)のオプションスイッチ番号18「DCS51Kがショートした時に、シャットダウンするまでの時間を0.125秒から0.5秒に延長します」を有効(”c”)にすればよいとのこと。どうもAR1はメカニカルリレーで切り替えをおこなっているので、ショート検知から実際に切り替えが起きるまでに時間がかかるようです。つまりデフォルトのままだと、ギャップをまたぐときにAR1が動作する前にD102(DCS51K)がショートを検知してシャットダウンしてしまうようです。

このオプションスイッチ設定後はウソのようにノートラブルで動いています。よかったー。

 (ここまで)