というわけで、今年のメインプロジェクトの1つであるOO9レイアウト製作をぼちぼちと記録していこうと思います。
何度も書いてますが、事の始まりはこれ。
KATO OO9 Small England 0-4-0TT - Running Demo @ Model Rail Contest 2021 Tokyo #TMRGUK pic.twitter.com/mdezwHfXpX
— じょばんに (@Giovanni_Ihatov) 2021年8月21日
Narrow Gaugeとはいえ、このサイズ(910x652)でOO Scaleの完全なる英国型レイアウト、しかもエンドレスで走れることがまず驚きでした。もちろん製作された方の技量に依るところが大きいのだとは思いますが、事実目の前にあるのですから、自分でもやってやれないことはない。いや是非ともやってみたいと思い、少しずつ構想を温め始めました。
参考のためにと、Web上でOO9レイアウトを拾っていくと、なんと日本でもOO9レイアウトを作っているひとがいる!しかも丁寧な製作記録まである!あれ、でもこのレイアウトどこかで見たことあるような... と探し当てたページは、なんとそのKATOのデモレイアウトを作った方(たいやきやいた氏)の製作記録だったのでした。
めちゃくちゃ丁寧に記録されているので、これほど心強いもいのはない。有り難く、今回のレイアウト製作の教科書とすることにしました(以降、OO9レイアウト製作記では氏のブログ記事を教科書と記すことにします)。
それでは、いよいよ長い旅の始まりです。
ベースボードの選定
今レイアウトを置いてある部屋に、新たに確保した場所は1200 x 800。最初は木枠とベニヤでスクラッチで作ろうかとも思ったのですが、教科書では画材屋で売っている木製パネルを利用していました。
試しに世界堂のページを見てみると、AB判を中心にシナベニヤを張った木製パネルが揃っています。価格もスクラッチで作る場合に比べてもそれほど高くなさそうです。
一番大きい木製パネルはB1サイズ(1030 x 728)。確保した場所より一回り小さいサイズになりますが、取り回しを考えると若干余裕があった方がいいのも事実。最終的には現物を見て決めようと思い、新宿本店に電話して在庫を確認のうえ突撃を敢行。無事お持ち帰りとなりました。
脚を作る
さて、ベースボードが決まったので、お次は脚です。現レイアウトの脚は矢崎化工のイレクターで組んでいますが、非常に満足度が高いです。
- 生産現場でも使われているぐらい頑丈
- キャスター付きで移動可能
- 棚板を載せて収納としても利用
なので、今回も同様にイレクターで足を組み上げることにしました。
矢崎化工の公式ショップでは、パイプをmm単位で正確にカットしたものを発注することができます。木製パネルの木枠にぴったりとはまるようなサイズ指定で発注。5日ほどで送られてきました。
既にサイズに合わせてカット済みなので、組み立てはパイプとジョイントを繋いで、専用の接着液で固定していくだけ。2時間とかからずに組み上げることができました。
ベースボード下には棚板受けを付け、近所のホームセンターでシナベニヤをサイズにカットしてもらったものを載せれば、収納棚の出来上がりです。
ベースボードに若干の補強を加えて、ひとまずこれで土台が完成しました。
(つづく)