ハフ2887の室内灯と尾灯

「ハ1005」に続いて製品化された1/80鐵道院二軸客車シリーズの「ハフ2887」の室内灯および尾灯の工作メモをまとめておきます。

室内灯組み込み

基本的には「ハ1005」と同じくHornby MAGLIGHTを組み込みました。

まずは電池ケースを隠すための室内装飾を作ります。「ハフ2887」では「ハ1005」と異なり、中央に通路があるタイプの座席配置だったようです。

電池を隠すという目的上、忠実なモデリングはできないので、なんとなく窓から見て雰囲気を感じられる程度のものを目指します。まずは座面として、プラ板でざっくりカットしたものを両端で支えます。

この下に電池ケースが収まります。配線がちゃんと引き出せることも確認。

んでもって車掌区画がどうなっていたかというと、一応客室とは壁で仕切られていたようです。

なので、車掌区画の窓位置に合うように仕切り壁を立てます。

実際に組み込んでみて位置を確認。

で、さっくり塗装します。座面の色は「ハ1005」のときと同じく、Mr.カラー C7ブラウンを使いました。それ以外は、室内壁と同じMr.カラーC44タンで合わせます。

室内装飾が準備できたら、MAGLIGHT LEDテープをBlack Tackを使って天井に貼り付けます。4灯のうち1灯は潰して、使うのは3灯。車掌区画は、見た目にアクセントをつけたくて黄色っぽい色になるようにしてみました(特に根拠はない...)。

座席をはめ込んで、電池ケースを載せます。

点灯試験。なんとなく雰囲気は出せているでしょうか。車掌区画だけ少し色が違うのがわかると思います。

尾灯組み込み

で、本来であればここまででメデタシメデタシというところなのですが、このハフ2887は緩急車で、編成の最後尾(あるいは最前)に連結されることが多い、つまりこのままだとあれが足りないのです。そう、尾灯。

この当時の尾灯がどんなふうになってたか、IORIさんの「百年列車」という漫画にも描かれています。赤矢印に示された側面左右上部と妻面左下の三箇所です。

電源はMAGLIGHTの基板から取ることにして、DCC ConceptsのGuard Van Lampを使って尾灯を追加してみることにしました。

ピンバイスで穴を開けて配線を室内に通し、ゴム系接着剤でLampを固定します。配線は電流制限用の抵抗を載せた基板でまとめます。

んでもって、再び座席をはめて電池ケースと基板を収めます。

こんな感じで出来ました!

やはり尾灯があると、レイアウトで走らせたときの雰囲気が格段に上がるので、いいですね。

ホハフも是非チャレンジしてみたいものです。