Little Paddington Railway第2期工事(その3)

Signals & Structures

第2期ではいくつかのストラクチャを追加しました。まずは信号機から。

DCCでコントロールできてLED発光の... 欲を言うと腕木式信号機なんかあるといいなーと思ったら、dapolから電動の腕木式信号機が出ていました。

dapol Motorised Signals

https://www.dapol.co.uk/shop/model-accessories/motorised-signals

ただこれ見てわかるように支柱の下部、地面に埋まる部分におそらく腕木を動かすためのモーターが入っているのようでかなりの長さがあります。いま使っているベースボードは簡単に穴が開けられるものではないので、設置は難しそうです。

そこで普通の信号機で探していくと良さげなのがありました。

www.train-tech.com

Train-Techというメーカーが出している信号機でSensor Signalsシリーズのもの。線路に直接接続することで給電およびDCCによるコントロールを受けることができ、さらに埋め込まれたセンサーが列車の通過検知し、赤信号への自動切り替え、通過したあと一定時間で青信号に戻るという動作をしてくれるという、まさに至れり尽くせりの製品です。

これを種類違いで4つ導入することにしました。

SS1 2 Aspect Home Signal

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SS1R  2 Aspect Home Signal with right feather

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SS1L 2 Apect Home Signal with left feather

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SS3 3 Aspect Home Disgant Signal

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特にfeather付き信号機はおそらく英鉄の信号システム独特のもので、分岐点おいてどちらのルートに進むのかを運転士に知らせる役割があるとのことのようです。狭いレイアウトでそんなものを使う場面があるのかという話はありますが、見た目のインパクトはあるので左右それぞれのパターンを選んでみました。

線路との接続にはもともとHornbyやBachmannの線路に付いているフィーダー挿入口に挿して使うことを想定されているようです。当然ユニトラックにはそんなものはないので、設置場所の線路を加工してみました。要は線路の下の道床部分を少しやすりで削って、信号機を挿せるようにします。

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道床の分だけ信号機が宙に浮いたように見えますが、これはまた後で処理することにします。

さっそく試運転。

youtu.be

よさそうです!

DCCコントローラからはポイント操作と同じ扱いになります。アドレス設定をすれば青(t)か赤(c)を選択できるようになります。feather部分は別アドレスを設定すれば独立して点灯(t)か消灯(c)を選択できます。センサーの検知と自動切り替えは青(t)のときのみ動作するので、

  1. DCC操作で赤(c)選択(DCC操作青(t)にするまで切り替わらない)
  2. DCC操作青(t)に切り替えて列車を出発させる
  3. 列車通過時は自動的に赤になり、時間経過とともに青に戻る

というような動きをします。なおfeatherは別アドレスで設定できますが、本体の信号機と連動していて、赤(c)のときには必ず消灯となります。

アクセサリとしては価格的にはやや高め(£40前後)ですが、DCCデコーダーとセンサー込みでかつ配線不要。手軽さと設置の自由度、センサーによる動作の"らしさ"は折り紙付き。満足度は高いと思います。

一応DCでも電源供給およびスイッチの配線をすることで使えるようになっているのですが、メインターゲットは明らかにDCCユーザーで、アクセサリ専業メーカーがDCCユーザー向けのものを出せる程度にはDCCが普及しているということでしょうか。うらやましい限りです。

ストラクチャはまずは信号機つながりということで、英鉄で特徴的な建物であるSignal Boxを導入。ちょうどOxford RailからGWRのストラクチャーシリーズが発売されたので購入してみました。

 OS76R002 GWR Signal box

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作りとしてはHornbyのSkaledaleシリーズとそっくり(実は同じところが作ってる?)で、煉瓦色が美しいです。駅舎とも色味があって素晴らしい。

続いてMetcalfeというところが出しているカードキット(ボール紙で作る模型)から擁壁(Retaining Wall)を2種類。

PO244 OO/HO SCALE RETAINING WALL IN RED BRICK

f:id:giovanni_ihatov:20180714154325j:plainPO248 OO/HO SCALE TAPERED RETAINING WALL IN RED BRICK

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写真のようにボール紙がモデルに合わせてあらかじめカットされた状態で入っています。塗装の必要なところは基本的には印刷されているので、組み立てれば完成品になるというものです。

まずは台紙から部品を切り取ります。プラモデルのように一部だけ切り残してある状態で入っているので、切り取り自体は難しくないですが、何せ分量が多いです。

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木工用ボンドを使って接着し組み立てていきます。

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完成品がこちら。

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カードキットは初めて作ってみたのですが、今回は擁壁ということもあって難易度は高くなく、塗装不要で印刷になっているので非常にきれいで味がある仕上がりになります。そしてなんといってもお値段がお安め。1セット£10前後なので、とにかく数たくさん必要な場合はいい選択だと思いました。

まだ仮置き状態ですが、下の写真のように駅舎の反対側に置いて背景っぽく使う予定です。

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(つづく)