Little Paddington Railway 第2期工事(その1)

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第1期工事では一通り組んで走らせるところまでをやりました。が、もちろんこれで終わりになるわけもなく、早速第2期として落穂拾い的に第1期でいくつかやり残したことや拡張を進めていくことにします。

今回は塗装について取り上げます。

プラットフォーム

プラットフォームについては、専用のキットを使っているのではなく"KAPLA"というフランスの積み木の一種を積み重ねて作っています。家にたまたま使わなくなったものがあったからということもありますが、ホームの大きさや長さを自由に作れるのでキットよりも使い勝手がよく、また本格的な固定レイアウトを作るのでなければこれで雰囲気は十分というわけです。

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ただ"KAPLA"は大半が無垢の白木なので、これをレンガとセメントの色に塗ってそれらしく仕上げることにしました。

せっかくの無垢なので、木目が活かされる塗りつぶしにならない塗料を探します。本当は家具塗装用のワックスなどがよいのですが、色が限られるのと高価なので、絵具メーカーとしても有名なターナー色彩から出ている水性ウッドステインを使ってみました。100mlで400円と値段も手ごろです。

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セメントの灰色はよいとして、レンガのような独特の色があるのかしらと思ったのですが、そこはさすがに絵具メーカーだけあって36色のバリエーションから選べます。セメント色はウォームグレイ、レンガ色はディレニアを選択。塗料の入った容器に筆を突っ込んで薄めずにそのまま塗っていきます。

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ウォームグレイは若干思ったよりも白っぽい感じになりましたが、ディレニアのレンガ色はほぼイメージ通りの色で、大変満足のいく結果になりました。

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線路

第1期でも触れたように線路は入手性を考慮してKATOのHOユニトラックを使っています。HO/OO Scaleでは珍しい道床付きの線路でお座敷レイアウトで走らせるときは便利なのですが、この道床の灰色が絶望的に浮いているのです。

そこで色を塗って落ち着いた感じにしたいのですが、普通にプラ用の塗料を使うとせっかく別塗装になっている枕木の部分も塗りつぶしてしまうことになります。なんとかならんか... といろいろ調べていくうちに、ウェザリング用の塗料だったら地の色を生かしつつくすんだ感じが出るかも、と思い至りました。そこでMr.ウェザリングカラーを試してみることにしました。

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色は一番汎用性があるといわれているグランドブラウンです。それっぽいといえばそれっぽくなったし、なんか塗りムラあるよねと言われればそうなのですが、実はウェザリングカラーの使い方がよくわかってなくて初めのほうはドボドボと塗ってしまった結果です。そこそこ塗料の延びがあるのでそんなにいっぱい塗らなくてもよかったのでした。

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上の写真はわりと慣れたあとに塗ったものです。やはりずっと落ち着いた感じになりますね。フライシュマンの道床付き線路やメルクリンのCトラックはこんな色だったと思うので、KATOも同じぐらいの色合いにしてくれたらわざわざ塗る必要ないのですけどね...

また道床だけでなく線路そのものへの塗装についても、TOMIXから出ているペイントマーカーを使って錆色の表現を入れてみました。

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わかりやすさのために線路の横から光が当った写真を載せておきます。線路が赤茶けた感じになっているのが見て取れると思います。f:id:giovanni_ihatov:20180520072839j:plain

(つづく)