2015 SNOW MIKU Live 備忘録


このエントリはSNOW MIKU Live 2015に参加してみて、

  1. 冬に
  2. 遠方にある
  3. オールスタンディングの
  4. ミクさんのライブ

に参加するとはどういうことか、備忘録的に書き記すものです。
僕自身はミクさんのライブはまだ2回目で、まだまだビギナーで大した経験はないのですが、今回のライブ参加にあたってかなーりアレコレ考えたので、今後同じようなミクさんライブが開催されたときに初めて参加するひとの助けになればと思います。

荷物どうするの?
今回一番勝手がわからなかったのはオールスタンディング。コンサート自体はアレコレ参加してきましたが、オールスタンディングのライブは初でした。
一番悩んだのは荷物問題。
オールスタンディングということは座席に荷物を置くってわけにいかないので、基本的に荷物は全部身につけるか会場のロッカーに押し込むしかないのです。Zepp Sapporoウェブサイトやらアレコレ調べても全員分ロッカーが用意されているわけではなさそう。基本的には手ぶらで入れればベストなのですが、上着はどうしても荷物になる。さすがに北海道の冬場でTシャツ1枚で開場待ちとかありえないので、いったいどうすれば?的な感じでした。
考えた対策としては3つ。

  • 会場の近くに宿を取る。これで大きな荷物は全部預けられるか部屋に放り込めるはず。
  • 腰に付けられるバックを持っていって、最悪ロッカーが空いてない場合はその中に上着を押し込められるようにする。
  • それでも荷物は最小限にしてなるべく身軽な格好で並ぶ。

結果的にはどれもやってよかったです。

宿はZepp Sapporoから徒歩圏(というか至近)のホテルを探しました。一番近い(ほぼ隣)なのが札幌エクセルホテル東急ですが、今回はその通り向かいのチサングランド札幌に泊まりました。
ライブ会場でも一部グッズ販売をしているとのことだったので、1回目の昼公演開場よりちょっと早めに会場到着して事前グッズ販売に並びました。幸い列は大したことはなくて10分もかからずお目当てを回収し、そのまま荷物を持って歩いてホテルへ。ロビーで荷物整理して公演モードにスイッチして要らない荷物をフロントに預け、そのまま会場の待機列へ並ぶことができました。グッズで売っているショッピングバックはかなりでかいので、ライブ会場のロッカーには収まりません。その意味でも会場から徒歩圏に宿があるのは理想です。昼公演と夜公演の間に休めたりもしますしね。

さて会場内のロッカー問題ですが、結果としてZepp Sapporoの場合においては会場内のロッカーは全部埋まらないように思いました。もちろん整理番号が若くて早めに入場できる場合はまず心配いらないと思いますが、後のほうでも結構大丈夫でした。というのも、整理番号が若いひとはガチで前列を取りに行くので、結果的にロッカーには目もくれずフロアにいくと思われ、僕は整理番号がかなりオシマイのほうだった(Bから始まる整理番号)にも関わらず空いてました。
ただロッカーはかなり小さく、小さなカバンかリュックサックがやっと入るぐらいの大きさで、コートだとたたんで入れるだけでいっぱいになってしまうと思います。キャリーとかは論外。大きな荷物はやはり会場外のコインロッカーなどに入れるしかないです。実際ショッピングバッグとかキャリーを会場に持ち込んでるひとは多く見かけました(ちょっと邪魔....)。会場近辺はZeppSapporo以外だと中島公園駅改札前に少しコインロッカーがあるぐらいなので、荷物を持って現地にくるともう会場に持って入るしかなくなるので注意です。
ロッカーを使う場合の注意としては、動線として「入場→ロッカーに荷物預ける→フロア」という感じになるので、後の整理番号のひとがその間もどんどんフロアに入っていきます。本当にいい場所を取りたかったらロッカーは諦めるしかありません。今回は1回目昼公演はロッカーを使いましたが、2回目夜公演は明らかにひとが多い感じだったのでロッカーはパスして、腰に付けたバッグに上着を押し込みました。基本的にはそんなにあわてなくても、荷物は全部身につけられる身軽さがあればそこそこの場所には行けるので、とにかく荷物は少なくを心がけましょう。

整列から入場まで

オールスタンディングの場合、チケットに書かれているのは整理番号だけです。今回のZeppSapporoの場合、整理番号はAから始まるものとBから始まるものの2種類あり、A1〜→B1〜の順で入場します。開場近くなると基本的に整理番号順に列を作ってならびます。Aの若い番号から順に会場横に列を作りますが、Aの後ろの番号とBは会場近くの川沿いの道に列を作ります。入り口に列の待機場所が掲示されるので自分の整理番号を見てどの列に並べばいいかを確認しましょう。
今回は列形成に関してコンサートスタッフからほとんど指示がなかったので、結果として並んでいるひと同士で番号を教え合って自分の並ぶ場所を見つける状態...。会場入り口でも番号呼び出しなく並んだ列のまま入場だったのですが、たまたま今回がそうだっただけなのかもしれません。ともかく開場時間がくると整理番号順に入場が始まるので、特に整理番号が前の方のチケットが手に入った場合は開場時間までには会場に来ないと、せっかく早く入れるのがもったいない!ということになります。
さていよいよ入場。チケットを切るところでとドリンク代500円を払います。お釣りもくれますが、後ろで待っているひとのことも考えて小銭を用意しておく方がいいでしょう。このときにドリンク引き換え用のコインをくれます。ドリンク(ペットボトルです)は終演後も引き換えられるので、オススメは公演中の水分補給用のドリンクはあらかじめ買っておいて、引き換えは終演後にするとドリンク引き換えの列をパスできます。ドリンクと一緒にドリンクホルダー(ペットボトルを腰から下げられるもの)をくれるので、持っていない場合は先にもらうといいかもです。
ここでロッカーを使う場合はロッカー室へ。ロッカーで100円玉がいるのでその用意も忘れずに。あとトイレも済ませましょう。一度フロアに入ると終演まで出られないと思った方がいいです。準備ができたらいざフロアへ!

どこで見る?
今回は参加した2公演ともに整理番号Bから始まるチケットだったので、フロア左手の扉から中に入るともうすでにぎっしりという感じでお客さんが立っていました。さぁどうする?このままだと壁際から見ることになってしまう!僕はマジカルミライ2014のスタンド席でミクさんを横からみることになりかなり悲しい思いをした(いかにもスクリーンに映してます風に見えた)ので、正面から見られる場所に移動すべくひとの隙間でかき分けられそうなところを探しました。
さすがに舞台に近い方はどこから入るの?って感じだったので、フロアの真ん中からやや後方で中に向かって通れそうな場所を探しました。結構床に荷物を置いているひとが多く、その荷物で出来た隙間から荷物をまたぐ形で中へ。しばらく進んでこの辺で止まっても大丈夫かな?という場所を確保。結果的に1公演目はほぼ真ん中PA席の前あたり、2公演目は昼公演よりも前方のこれもほぼ正面に行くことができました。やっぱり正面はいい!存在感が圧倒的です。個人的には舞台近くで斜めから見るよりは、やや後ろでも正面から見たほうが「そこにいるミクさん」を感じられるのでは!と思います。荷物が少なければ少ないほど身軽に入れて場所も見つけやすいので、整理番号が後ろでも諦めることなく場所探しをしましょう。
スタンディングの場合に避けられないのが、前に背の高いひとがいると見えない問題。僕は身長165cmで決して背の高いほうではないので、前方になるべく背の高いひとがいるところを避けつつ場所取り。おかげでなんとか「時々隠れるのはしょうがないかな」ぐらいの感じでは見ることができましした。もちろん腰から下はほぼ見えないですけどね。オールスタンディングだと後から後から人が入ってきて詰められちゃうので、一旦「ここがいいかも!」と思って確保した場所でも、前に背の高いひとが入ってきて「うわーん」ってなっちゃう難しさはあります。やっぱりお顔も見られないっていうのは悲しいものがありますよね...。Zepp Sapporoは後方のPA席の両端だけが床が少し高くなっているだけで、あとは完全にフラット。スロープや段差をつけると逆に危ないという事情も理解はできるんですけどね。「秘密警察」でミクさんが台の上に登って歌う演出のところは足までしっかりと見えたので、ずっと台の上で歌ってくれればよかったのかも...。

公演回で雰囲気が違うんです
今回のライブは2日間昼夜の計4公演行われて、僕は1日目の昼夜の2公演に参加しました。昨年のマジカルミライ2014東京公演がミクさんライブ初参加で、そのときは昼公演に参加したのですが、参加している年齢層が全体的に低い(未成年の方も多かったと思います)ので、BDで見ていたようなコンサートと比べておとなしめな印象を受けました。後から話を聞くと夜公演はそうでもなかったようで、これは是非とも夜公演に行かねば!ということで、まずは夜公演のチケットを確保を目指しました。夜公演は1日目、2日目とあり、なんとなく2日目の最終公演のほうが盛り上がるのではという気がしたのですが、コンサートが終わってからでは東京行きの飛行機に間に合わないので、1日目を選択。結果的に多くのひとが同じ状況だったと思われ、1日目(3/7)夜のチケットは最終的に売り切れてました。で、どうせ行くならもう1公演見たいよねってことで、1日目夜の本命に備える偵察の意味も込めて、前哨戦として1日目昼のチケットも確保しました。結果的にこの2公演に参加したことで、各公演回の雰囲気の違いのようなものがわかりとても面白かったです。
まずは昼公演。この回は今回のライブの初回公演にあたります。この初回公演の面白いところは、お客さんの誰もセットリストを知らないところです。曲が終わるたびに「次は何の曲かな〜」というワクワク感があり、お気に入りの曲が来た時の盛り上がりは他の回にはない独特の雰囲気がありました。特に今回のコンサートは、アンコールで雪ミク2015のコロボックル衣装を身にまとったミクさんの登場からの新曲「Snow Fairy Story」お披露目、そしてダブルアンコールのDX7弾き語りによる「星のカケラ」と、最後のサプライズ2連続でとても満足感が高かったです。2回目以降は当然連続参加しているひとはセットリストがわかっているある意味「ネタバレ」状態なので、どうしても驚きの感じは薄れます。なので初回公演は絶対のオススメです!また昼公演は当日券が出ていたぐらいで、夜公演ほどのぎゅうぎゅう感はなく見やすかったので、落ち着いてみるには昼公演、という選択は悪くないと思います。
そして夜公演。やはり本命回なだけあって、待機列からみんなワイワイがやがや。公演開始前もスクリーンに映し出される映像に合わせて「ロート製薬大合唱」「サンキュッコール」「おひめさまコール」とミクさんラヴオーラ全開。公演中も昼公演に比べて一体感が半端なく、いつまでも続いて欲しい、正に夢の時間でした。
オールスタンディングで1日2公演連続参加は正直体力が持つかどうかちょっと心配してたのですが、案ずるより産むが易し。2回目の夜公演では、セットリストがわかっているので、曲目によってペンライトを振るのを控えめにしてじっくり聴くようなこともやってみました。「ロミオとシンデレラ」で涙がこぼれたのは自分でも意外でした。すごく思い入れがある曲ってわけでもないのに、じっと聞いているだけで涙が出るんです。もちろんペンライトを振るのもそれはそれで醍醐味なのですけど、楽しみ方はいろいろです。時間と財布に余裕があれば是非複数回公演に参加することをオススメします。いつもとちがう楽しみがきっと見つかるはずです。

終わりに
ずいぶん長々と書いてきてしまいましたが、この長さがある意味今回のライブの体験の濃さそのものなのです。百聞は一見にしかず。幸か不幸かミクさんファンになった方は、一度はライブへ足を運んでみてください。忘れられない時間が待っています。次は是非コンサート会場でお会いしましょう!

初音ミク公式ブログ http://blog.piapro.net/